【初心者入門】ラッキートリガーとは?突入率や遊び方を解説【パチンコ新機能】

ギャンブル性の規制強化と緩和を繰り返すパチンコ。スマパチの運用からすぐに「ラッキートリガー」という規定の規制緩和を行い、ラッキートリガーに対応したパチンコのあるシマは賑わいを見せています。 しかし、オールドファンにも長らく関わってきたファンにもこの耳慣れない「ラッキートリガー」…こいつが持つ実力とはどんなものなのでしょうか。今度はそんなラッキートリガーについて迫ってみます。

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ラッキートリガーの特徴と概要

ラッキートリガーの特徴と概要

ラッキートリガーとは特定の条件を満たせば、出玉の総量規制が6400発未満だったところを9600発まで出せるスペックを組めるというもの。要は一撃の出玉力が従来よりも50%アップできるというわけです。

もちろん、高性能化という良いところばかりではなく、このラッキートリガーを取れない場合は何の足しにもならない出玉で荒野に放たれるスペックとなりがちなので、打つ際には時間や資金と相談しながら慎重に選びましょう。

ラッキートリガーは簡単に言うと上位ラッシュへの突入トリガーのこと

最近のパチンコではパチスロのAT機能でよく使われる「○○RUSH」に倣い、確変機能などの連チャンによって続く高出玉状態を「ラッシュ」と呼び、そのラッシュ状態へ突入する契機をラッキートリガーとしています。これまで登場してきたラッキートリガー機を見ている分には、性能の異なるラッシュ状態を複数持ち、そのうちより継続率が高く優れた出玉性能をもつ「“最”上位ラッシュへ繋がる」大当りをラッキートリガーとしているようです。

ラッキートリガーの仕組みと導入の背景

ラッキートリガーとは「投資が嵩んで窮地に陥っても逆転ができるようにして欲しい」というファンの要望を取り入れた緩和措置となっているようです。一度の大当りでの獲得出玉は法律によって定められているため現行よりも多くすることは不可能ですが、確変性能に関しては内規と呼ばれる業界の自主規制の範疇であるため、こちらを変更し、ラッキートリガーとしています。

  • 一回の平均獲得出玉が9600発未満
  • Cタイムとの併用は不可
  • ラッキートリガーの発動率はあまり高くないこと

このラッキートリガーは以上のことを守るのが条件となっています。ちなみに、ラッキートリガー機のほとんどが低確率時の大当り確率が1/200よりも高いものとなっていますが、恩恵が薄くなってしまうだけで1/319といったミドル確率帯でも開発自体は可能です。

出玉の総量規制の緩和

出玉の総量規制の緩和

現在のパチンコでは「総量規制」という基準で全体のギャンブル性を抑制する仕組みにして運用しています。この総量規制の緩和については、ラッキートリガーの少し前に始まったスマパチでも行われていました。

しかし、その緩和の中心を担ったCタイムはインパクトに欠け、多くのプレイヤーからは大当り確率が悪くなっただけで恩恵がないなどと厳しい意見が飛び交う事態となり、早い話が大失敗。従来のままでも十分であり、大きく勝ちたい、あるいは一発大逆転を狙うならラッキートリガーの出番といった住み分けができているという状況です。

ラッキートリガーのメリットとデメリット

ラッキートリガーによる破壊力はファンもとりあえずニッコリというところなのですが、あくまでも大衆の娯楽という位置づけのパチンコは基本的に射幸心を煽り過ぎないようにされています。つまり、一撃性能が増した分だけ、どこかにしわ寄せが起きているかも??…そんなラッキートリガーの長所と短所をピックアップしていきましょう。

条件を満たせば今まで以上の出玉が期待できる

まず何と言っても連チャン時の大量出玉が近年にないほど多く見込める点がメリットとして挙げられます。その激しさはかつて封印されたMAX機並みではないかという説もあり、評判の良さも頷けるところです。大当り確率が甘デジ帯の機種は初当りをたくさんこなしているうちにラッキートリガーを引っ掛けるという手数のスタイルで、1/200のタイプは手っ取り早く大きな出玉が欲しいという場面で重宝するでしょう。

また、STタイプや確変終了を抽選で行うタイプは次回継続が大当り図柄などで決まっているタイプよりも多く平均獲得出玉を持つことが可能ということで、今後増えていくことが予想されます。プレイヤーの好みで意見が分かれるスペックですが、そういった違いも意識して台選びをしてみるのもいいでしょう。

スマパチ(e機)でも開発が可能

ラッキートリガー機ではCタイムの採用が不可。ということで、スマパチのラッキートリガー機は無い…なんてことはありません。Cタイムを使わなければ、スマパチ、即ち、玉に触れることなくプレイできるラッキートリガー機も開発することが可能です。

出玉が期待できるその分少々投資もかかる

大当り確率帯が違ってもラッキートリガーを引けるトータル確率は1/1000弱の付近が相場。逆に言えばそこまでにどれだけのステップを踏ませるかの違いということになります。従来のミドル確率帯機種が1/500くらいでとりあえず確変を引けることを考えると、一撃性アップと引き換えに、運が悪い時の厳しさを覚悟すべきハイリスクマシンであることが分かります。交換ギャップがあるお店では、アツくなるあまり過剰な投資をしてしまうことに注意しましょう。

現行のラッキートリガー搭載機おすすめランキングBEST5

情報伝達速度が格段に早くなった現在では、機種の人気はちょっとしたことで大きく変動します。そんな背景の中で始まったばかりのラッキートリガー機を評価することは難しいですが、台選びの一助になればということで筆者の独断と偏見を含めたおすすめランキングを発表します。

1位【P緋弾のアリア ~緋緋神降臨~ ラッキートリガーVer.】

P緋弾のアリア ~緋緋神降臨~ ラッキートリガーVer.筐体画像

(C)2011 赤松中学・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/東京武偵高校 (C)赤松中学 (C)Fuji Shoji

ラッキートリガーの覇者と言えば『P緋弾のアリア ~緋緋神降臨~ ラッキートリガーVer.』でしょう。実質的に約1/400で当たる図柄揃いの初回大当りから様々なルートを経て、一旦ラッキートリガー「超LBR」に到達してしまえばもうこっちのもの。超LRB中の大当りは全て超LRB継続+最低でも1500発(一回の出玉も25%が3000or4500発)と限界を攻めた設計となっています。

細けぇことはいいんだよ…そんな大胆なギャンブラー志向のプレイヤーにはうってつけのマシンです。

メーカー 藤商事
大当たり確率(通常・右打ち) 1/399.9
図柄揃いRUSH突入率 62%
RUSH中LT突入率 51%
LT突入時の期待出玉 約12,334個
コンプリート機能 搭載

2位【P北斗の拳 強敵 LT】

P北斗の拳 強敵 LT筐体画像

(C)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983,(C)COAMIX 2007 版権許諾証YGS-124 (C)Sammy

パチンコ界では一大ブランドとなっている北斗の拳のラッキートリガーバージョン。通常時は1/99.9の大当りを引き、そこから50%で突入する「強敵RUSH」が新たな救世主伝説の始まりです。

この約70%で継続する強敵RUSHを上手く引き伸ばしつつ、10ラウンドの大当りが来ればその半分が念願のラッキートリガー「HYPER強敵RUSH」となります。

ST130回+残保留内に1/45.2の大当りを引き続ける限り終わらない上位ラッシュはトータル継続率が驚愕の約95%!! 北斗神拳の真髄を是非体感してください。

メーカー サミー
大当たり確率 1/99.9
図柄揃いRUSH突入率 50%
RUSH中LT突入率 10%
LT突入時の期待出玉 約12,334個
コンプリート機能 搭載

3位【P 魔法少女まどか☆マギカ3】

P 魔法少女まどか☆マギカ3筐体画像

(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project (C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion (C)KYORAKU

ラッキートリガーには夢も希望もあるんだよ…そんなパチンコファンの未来を照らす『P 魔法少女まどか☆マギカ3』も強烈にプッシュしたい一台です。

通常時の大当り確率は約1/200というライトミドルタイプで、以後は55%の確変に入れ、その大当りの半分で発生するワルプルギスの夜ボーナスで55%の壁を乗り越えればラッキートリガーが発動。一見すると概ね1/2の1/2の1/2を突破しないといけないのかと思うかもしれませんが、実際には下位RUSHに滞在し続ける限り、ワルプルギスの夜ボーナスが来るチャンスがあります。さらに初当りの1%で直行するルートも含めて考慮すると、そこまで厳しくありません。

メーカー 京楽
大当たり確率 1/199.9
図柄揃いRUSH突入率 55%
RUSH中LT突入率 1%/55%(※1)
LT突入時の期待出玉 1500個×87%(120回+4回)
コンプリート機能 搭載

※1.マギカRUSHからの突入/ワルプルギスの夜BONUSからの突入

4位【Pこの素晴らしい世界に祝福を!199LT「このラッキートリガーに祝福を!」】

Pこの素晴らしい世界に祝福を!199LT「このラッキートリガーに祝福を!筐体画像

(C)2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会 (C)TOYOMARU

4位で紹介する『このすば199LT』は他のラッキートリガー機とは趣が異なる仕上がりなのが特徴です。

まず約1/200の初回大当り後は100%で「このすばRUSH」へと突入。77回+4回の残保留でおよそ1/67の大当りを引き続ける限りループするSTタイプとなっています。

肝心のラッキートリガーはRUSH中の0.5%、もしくは残保留の4回中に当てた大当りの88.6%で発動するという数字を見る限りではかなりの狭き門。そのため、デビュー当初の人気はイマイチでしたが、潜り抜けて到達した上位RUSHである「祝福RUSH」の破壊力や、下位RUSHだけでもヒキ次第で十分に勝負できるバランスが評判となり、人気機種の仲間入りを果たしています。

メーカー 豊丸
大当たり確率 1/199.8
図柄揃いRUSH突入率 100%
RUSH中LT突入率 0.5%
LT突入時の期待出玉 10000個以上
コンプリート機能 搭載

5位【ぱちんこGI優駿倶楽部2 ラッキートリガーver】

ぱちんこGI優駿倶楽部2 ラッキートリガーver筐体画像

(C)Konami Amusement

『ぱちんこGI優駿倶楽部2 ラッキートリガーver』は2つのRUSHが織り成す連チャンが魅力的な一台です。上位RUSHである「超凱旋RUSH」は初当りの5.5%で直行するルートが基本。もう一つは「凱旋ロード」というSTループ中に当てた大当りの3%で突入します。5.5%に3%…かなり遠そうに思えますが、凱旋ロードの連チャン全てに3%のチャンスがあるので、均せば凱旋ロードの4回に1回の割合で昇格するとのこと。

また、超凱旋RUSHを抜ける場合は必ず凱旋ロードとなるので、RUSHとロードのループが決まれば一撃数万発も夢ではありません。

メーカー 豊丸
大当たり確率 1/99.9
図柄揃いRUSH突入率 100%
RUSH中LT突入率 5.5%
LT突入時の期待出玉 11500個
コンプリート機能 搭載

早くもラッキートリガー突入率が2024年7月に緩和

このようにスペックを見るだけで胸が躍るラッキートリガー対応機ですが、2024年7月から早くもさらに規制緩和されて、より遊びやすくなります。というのも、ラッキートリガー自体は評判が良いものの、一日打ってもラッキートリガーを体験できずに終わったという悲しみ溢れる不満の声が続出。その欠点をもう少し補ってあげようというのが、今回の緩和の趣旨です。

具体的には、これまで1/1000~1/1100だったラッキートリガー発動率が1/800前後まで引き上げられるようになったとのこと。気になる出玉性の方は上限が9600発未満のままなので、単純にラッキートリガーを体感できる確率がアップしたという形です。

【新台紹介】今後登場予定のおすすめ注目ラッキートリガー搭載機種3選

そんな新生ラッキートリガーに対応した機種が早速デビューします。今後更なるラッキートリガー機が隆盛となる呼び水になるのか、とりわけ注目度の高い3機種を紹介しておきましょう。

e花の慶次 傾奇一転/C花の慶次 傾奇一転 |ニューギン[2024.7/4導入予定]

e花の慶次 傾奇一転/C花の慶次 傾奇一転 |ニューギンイメージ

(C)隆慶一郎・原哲夫・麻生未央/コアミックス 1990 版権許諾証 S05-02H (C)Newgin

ニューギンが力を入れている花の慶次シリーズの新ラッキートリガー対応マシンが『P花の慶次 傾奇一転』『e花の慶次 傾奇一転』です。珍しい玉ありのP機とスマパチのe機の同時発売で、ゲームフローも少々異なるのが面白いところ。

どちらもラッキートリガーである「傾奇BURST」は120+4回のSTタイプで、継続率も約87%と一緒ですが、そこに至るまでの下位RUSHの性能に違いがあり、単なるガワ違いではないので注意しましょう。初当りが通常大当りの可能性が高い代わりに傾奇BURSTに直行するルートが約4割もあるという、伸るか反るかの勝負が好きな人はスマパチバージョンがおすすめです。

メーカー ニューギン
大当たり確率 1/319.81
図柄揃いRUSH突入率 52.5%
RUSH中LT突入率 40.6%
LT突入時の期待出玉 1500個×87%継続
コンプリート機能 搭載

e北斗の拳10|Sammy[2024.8/5導入予定]

e北斗の拳10イメージ

(C)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983,(C)COAMIX 2007 版権許諾証YSS-324,(C)Sammy

北斗の拳シリーズ最新作となる『e北斗の拳10』も新ラッキートリガー機として断然の注目株です。初回RUSH突入率は80%となっており、ここが継続率80%のBATTLE MODEとなります。

このBATTLE MODEで勝利すれば大当りで、その中の1500発大当りの一部が無想転生チャンスへと発展。ここでおよそ50%の割合でラッキートリガーが発動し、以後は約89%の継続率を誇るHYPER BATTLE MODEへと突入します。

なお、BATTLE MODE、HYPER BATTLE MODE共に転落タイプの確変。通常へと落ちてしまう前に大当りを引き続けられる腕力が勝負の鍵を握るでしょう。

メーカー サミー
大当たり確率 1/349
図柄揃いRUSH突入率 80%
RUSH中LT突入率 70%
LT突入時の期待出玉 13,452個
コンプリート機能 搭載

Pドラムだ!金ドン 花火外伝|ミズホ[2024.8/19導入予定]

Pドラムだ!金ドン 花火外伝

(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT

ドデカいドラムと金色のドンちゃんが一際目を引く『Pドラムだ!金ドン 花火外伝』。スペック面では見た目と裏腹に、残念な通常当たりでも1050発を貰えるため、優しい設計となっているのが嬉しいところです。

初回大当りの約半分を占める1500発+金ドンチャレンジから約30%の大当りを仕留めると「金ドンRUSH∞」へ。「金ドンRUSH∞」消化後は必ず「金ドンRUSH」へと移行し、1回転で1/1.2の大当りを引ければループします。

RUSH終了後は再びチャレンジとなり、そこで約30%を引き戻すことができれば…というループにこだわった仕様。金ドンRUSH中は1回転で運命が決まるという独特の緊張感が新たなラッキートリガーの牽引役となるかもしれません。

メーカー ミズホ
大当たり確率 1/199
図柄揃いRUSH突入率 1/199
RUSH中LT突入率 100%
LT突入時の期待出玉 12,655個
コンプリート機能 搭載

まとめ

ラッキートリガーの歴史はまだ始まったばかり。そんな中でも、すぐにファンからの要望を受け、柔軟に対応してくるあたり、業界サイドの本気度が窺えます。

新ラッキートリガーの緩和は純粋に1万発超となる期待獲得出玉をまっすぐ手にする間口を広げるという配慮で、最も恩恵が大きくなる客層は仕事帰りのサラリーマンでしょう。仕事帰りの短時間でラッキートリガーを仕留めて気分良く帰るというサクセスストーリーがより現実味を帯びるスペックとなっています。

そして、その高まったラッキートリガー発動確率は同時にボラティリティを下げる意味でも意義のある措置だと思われます。 しかし、それらのメリットはそっくり台の調整に影響してくる危険性が大。その分回らない営業をしてくるパチンコ屋が増える懸念があります。一撃の出玉性能に囚われず、できる限りたくさん回る台でプレイするよう心がけましょう。

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