沖スロ(30パイ)とは何? 通常パチスロとの違いや最新沖スロを紹介!

パチンコ屋のスロットコーナーの一角に用意されている沖スロ。パチスロでありながら少し違うような??

沖スロのシマを覗くと、独特の雰囲気と景気良く積み上げられた大量のメダルが目を引きますが、この沖スロとは一体どんなものなのでしょうか。 従来のパチスロとは違った独自の発展をしてきた沖スロについて紹介していきます。

沖スロとは?

沖スロとは?

沖スロとはプレイする際に使うメダルが別規格のパチスロのことを指します。

そのメダルの大きさは通常のものよりもかなり大きく、慣れてしまうと通常のメダルでは物足りなく感じるプレイヤーもいるほど。

また、沖スロの相場として「当たれば先に光る」という非常に分かりやすいゲーム性の機種ばかり。そのシンプルさゆえに強烈な中毒性を生み出し、その面でも根強い沖スロ人気があります。

メダルの大きさが30mm(一般機種は25mm)

メダルの大きさは通常が25φ(25mm)であるのに対し、沖スロで使われるのが30φ(30mm)という大きさ。

それもさることながら厚みも異なり、1枚のメダルでもズッシリとした重さを感じるのが特徴です。

その大きさのため、ドル箱に詰められる枚数は減少。25φでは1500枚入る箱でも1000枚は厳しいという感じになります。同じ出玉でも自ずと通常サイズよりも多くの箱を積み上げることとなり、客としては如何にもたくさん出しているという印象を持つことになります。

このように稼働さえつけば見栄えが良くなるので、設備投資費が余計にかかっても沖スロコーナーを用意するホールも出てくるというわけです。

完全告知(告知ランプが点灯する)である

沖スロのゲーム性は完全先告知と呼ばれるタイプになります。

ボーナスが成立したら何らかの方法で告知してくれるパチスロ機を(完全)告知機と言い、代表例として北電子のジャグラーシリーズがありますが、こちらは基本的にプレイ操作終了後の「後」がポイントになります。それと比べ、沖スロではレバーONに光って教えてくれるという違いがあります。

もちろん、告知タイミングはあくまでもゲーム性に過ぎないため、機種によってはボーナスに当選していても必ずレバーONで告知してくれるとは限らず、ゲーム終了後や次ゲームのレバーONに持ち越すものもあるので、念のため機種の情報は調べてから打つようにしましょう。

沖スロの歴史

沖スロの歴史

沖スロの発祥の地である沖縄はアメリカからの返還など特殊な歴史を持つ土地です。

そんな背景があって完全先告知という独自のゲーム性に磨きをかけ今に至りますが、4号機の中盤頃に沖縄から輸入される格好で他県でも導入されたところから広まっていきました。

レバーONで光らなければその後はボーナスの可能性がゼロの捨てプレイという竹を割ったようなゲーム性を当初は受け入れられなかったのですが、そこは連チャン性が意図的に組み込まれた違法機の存在が普及に一役買ったとされています。

米軍基地で遊ばれていたスロットマシンの「25・50セント」コインの影響

かつてはアメリカの統治下にあった沖縄県。昔の沖縄仕様のパチスロは、カジノで見かけるようなスロットマシンを色濃く反映させた作りでした。

台のサイズも大きく縦長で、右側に取り付けられた大きなレバーを押し下げてプレイするといったもので、パチスロとは全くの別物。それが徐々に今の形へと変わり、現在ではAT機能を利用した擬似ボーナスを採用し、かつての沖スロを再現した強烈な連チャン性を持つ機種が沖縄県のパチンコ屋に逆輸入され、人気の中心になっています。

そのような流れから、現在の沖スロは使用するメダルの大きさが象徴として残り、その起源はスロットマシンに使われていた50セント硬貨が元となっているという話です。

沖縄の年配者層の好みが反映された説

沖縄が日本に返還されてからも沖縄仕様のパチスロが残されたわけですが、それを支えていたのが現地の年配ファン。

体に染みついたゲーム性は一生抜けないということなのでしょう。 逆に言えば、多彩なリーチ目やチャンス演出に慣れたプレイヤーからすればとっつきづらい沖縄仕様の台でも、慣れてくれば不思議と普通に楽しめるものです。

パイオニアのハナハナシリーズなどは連チャン性も何も無いシンプルなノーマル機ですが、25φバージョンも発売されるほどの人気。レバーONでハイビスカスが光れば、今まさに自分が当ててやったという他では得られない達成感がくせになります。

4号機時代は改造され裏モノとして流通した過去も…

ほとんどのパチスロプレイヤーには光れば当たりというよりも、光らなければボーナス否定というネガティブな受け止められ方をするようで、タイミングが先でも後でも完全告知機はニッチなジャンルでした。

とりわけ、4号機終盤になるまではなかなか陽の目を見ないゲーム性でしたが、それでも4号機中に一定の支持を得たことにはとある秘密があります。それは…裏モノの存在。

もちろん非合法ですが、その違法性の認識が甘い時代背景もあり、一部地域を中心に設置され、強烈な連チャン性とレバーを叩いて光るというシンプルさの融合がこの上ない中毒性を誘発することとなりました。

現在ではAT機の擬似ボーナスタイプである沖ドキ!やチバリヨシリーズが合法連チャン機として、かつての興奮を受け継いでいます。

沖スロ(30φ)の楽しみ方

沖スロ(30φ)の楽しみ方

沖スロのセールスポイントは大きく2つ。1つはデカコインでプレイできることです。

その大きさからたくさん出ているように見えているだけと分かっていても、シマ全体が盛り上がる豪気さは沖スロならではの雰囲気を醸し出してきます。そして、もう一つがレバーONに集約された感動。他の曖昧さを一切捨ててボーナスが当たっていればレバーで光る様子は芸術と称賛するファンもいるくらいです。

そうなってくると重要になるのが、告知の際に光る「モノ」。かつては本場沖縄市場を席巻していた『トリプルクラウン30』の影響で野球のバットが沖スロの代名詞的存在でしたが、現在ではパイオニアの『ハナハナ』シリーズが中心となり、沖スロの告知ランプと言えばハイビスカスが主流となっています。

そんなハイビスカスの人気はもはや沖スロだけに留まらず、25φのパチスロやハイビスカスとは無縁のパチンコにも告知ランプとして採用されています。

今打てる沖スロおすすめ機種5

それでは、現在人気のある沖スロマシンを中心におすすめの5機種を紹介していきましょう。「光ればボーナス」という沖スロならではのお約束があるからか、現行スペックとしてはビッグorレギュラーのボーナスタイプか、擬似ボーナスの連チャンを楽しむAT機タイプかの2種類に絞られます。

チバリヨ2(ネット)

『L北斗の拳』/サミー

沖スロの枠を超え6.5号機最強の一台と言われるのが、ネットが送り出した『チバリヨ2』です。ボーナスを連チャンさせて内部状態を上げて、一度リミットレスモードにぶち込むことができたら、コンプリート機能発動も夢じゃない!

そんなハイエンドのギャンブルマシンに仕上がっています。 大勝ちが現実的になっている代償として、不調時の吸い込み方もリミットレス。スランプの挙動としては10万円負けか、それとも10万勝ちを収めるか…という表現がけっして大げさではありません。プレイする際には大量の軍資金を用意してください。

沖ドキ!GOLD(ユニバーサル)

『L北斗の拳』/サミー

沖ドキ!シリーズは長いこと連チャンする沖スロ市場を牽引しており、『沖ドキ! GOLD-30』はその最新作となります。連チャン時の破壊力はチバリヨ2の次とも言われ、ドル箱を積み上げる快感がプレイヤーたちを魅了しています。

そんな沖ドキ! GOLDの魅力は出玉だけでなく、内部状態を推測するなど、滞在モードを意識しながら打つことが楽しい機種であることでも有名。当たれば光るという沖スロらしいゲーム性は健在ですが、事前に解析情報を知っておくと何倍も面白くなるでしょう。

キングハナハナ-30(パイオニア)

『L北斗の拳』/サミー

『キングハナハナ-30』はパイオニアのハイビスカスシリーズのパチスロです。過去に出た6号機のハナハナと大きな変化はないものの、脈々と引き継がれている沖スロ魂は既に完成された域。

また、世界で一番光らせたい告知ランプのハイビスカスは色味、サイズ、形状、全てが芸術品と言えます。沖スロ市場は爆裂AT機が主流となってきていますが、初心者も安心の純粋なボーナスタイプ。沖スロ入門編として是非!

キングクリエーター-30(北電子)

『L北斗の拳』/サミー

『キングクリエーター-30』は北電子のクリエーターシリーズの最新作。もともとは25φのパチスロでしたが、今回はいきなり30φ市場での登場となっています。

特徴的なのはその告知システム。まず、2種類の告知ランプ、および、どちらで光るか分からないランダムの合計3つの告知モードをプレイヤーが任意に選べるようになっています。そして、ボーナス成立時の告知タイミングが当該ゲームのレバーONだけでないところもポイント。

次ゲーム以降にもそこそこの割合で持ち越されるという沖スロとしてはかなり異色の仕様で、シンプルで奥深いリーチ目のチェックが重要となります。

S ご~やちゃんぷる~ 30/京楽

『L北斗の拳』/サミー

『S ご~やちゃんぷる~ 30』は擬似ボーナス系沖スロです。

モード管理による出玉推移がウリで、天国移行時の期待枚数が約1200枚。他にビッグやレギュラー中の平均獲得枚数なども考慮すると、沖ドキ!GOLDに似たタイプと言えるでしょう。

演出面では告知ランプが沖縄を象徴するシーサー。滞在モードなどの示唆を行ってくれるとのことで、シーサーの活躍が嬉しい仕上がりとなっています。

まとめ

先日、沖スロ市場への対応とした6.6号機の内規変更が発表されました。

これは30φをアイデンティティとしている沖スロとしては、メダルを使わないスマスロ規格はそもそも成り立たない立場にあり、一連の規制緩和から取り残されている状態でした。それが6.6号機の枠で救済されたこととなるため、今後は擬似ボーナスタイプの沖スロの開発が進むことが予測されます。

今後の発展が見込める沖スロ市場。伝統的なボーナスタイプの沖スロも含めて、一度体験してみてはいかがでしょうか。

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