トライデントウォレットとは?仮想通貨やオンラインカジノで便利なウォレットの全貌
トライデントウォレットとは、オンラインカジノや海外FXなどで大活躍の電子決済サービスです。
仮想通貨を利用した入出金が可能な決済サービスで、テザーでも米ドルでも利用できることからほとんどのオンラインカジノで使い勝手の良いeウォレットとなっています。このページでは、今大注目を集める電子決済・トライデントウォレットについて、特徴や使い方、どんな部分にメリットがあるのか分かりやすく解説します。
7分で読める記事です
トライデントウォレットとは?基本情報と仕組み
トライデントウォレット(TRIDENT WALLET)とは、ラオス最大手の銀行・JDB銀行の口座と紐付けることができる、銀行と連携したものとしては世界初の電子ウォレットです。
何かと入出金に時間がかかりがちな海外銀行でも、トライデントウォレットを使えば高速に入出金できることから、海外FX・オンラインカジノ・仮想通貨の投資家などから大注目の電子決済サービスとなっています。
トライデントウォレットの具体的な概要については以下の項目で解説しています。
TRIDENT WALLET(トライデントウォレット)の概要
トライデントウォレットの設立は2020年で、仮想通貨が利用できる銀行と紐づいた世界初の電子ウォレットとして登場当初から大注目を集めています。
また、銀行送金でも仮想通貨でも出金が可能となっており、特にVISAのデビットカードを発行すれば口座の残高を買い物の決済に使ったりATMから引き出すこともできるそうです。
非常に使い勝手が良く、海外FX利用者やオンラインカジノのプレイヤーからは早くもメインの決済手段にしている方もいます。
運営会社 | Glow Co., Ltd |
---|---|
入金方法 | 仮想通貨、銀行送金、クレジットカード |
出金方法 | 銀行送金、仮想通貨、トライデントウォレットカード(VISAデビットカード) |
カード発行元 | JDB銀行(ラオス) |
個人間送金 | 可能 |
ラオスの最大手JDB銀行の口座と紐づいたウォレット
トライデントウォレットの最大のポイントは、ラオスのメガバンクとして有名なJDB銀行の口座と紐づいているという点です。
JDB銀行の口座を持つメリットとしては「仮想通貨でのチャージが可能」「世界各地のATMで出金可能」「非渡航・非居住者でも口座が作れる」など様々あるのですが、一番大きいメリットは、ラオスがCRS非加盟国であることです。
CRSとは「共通報告基準」のことで、CRSに加盟している国は非居住者の金融口座情報を、その顧客が居住している国に報告する必要があります。ですがラオスはCRSに加盟していないので、決済取引などのプライバシー情報が保護され漏洩する心配がない、というメリットがあります。
もちろんプライバシーが保護されるからといって税金の支払い義務が無くなるわけではないので注意しましょう。
TRIDENT WALLETの特徴と使い方
続いて、TRIDENT WALLET(トライデントウォレット)が電子決済サービスとしてどのような特徴を持っているのか、使い方とともに解説します。
ビットコイン・テザー・USドルでの資金管理が可能
トライデントウォレットは、アカウント1つで「ビットコイン」「テザー」「USD(アメリカドル)」の3種類の口座がご利用になれます。ビットコインやテザーは仮想通貨、USドルは法定通貨です。
法定通貨でも仮想通貨でも資金管理ができるので、海外FXはもちろん、どのオンラインカジノでも入出金に困ることはないでしょう。
仮想通貨対応のオンラインカジノで幅広く利用可能
特に、仮想通貨で入金できるクリプトカジノの場合、ビットコイン(BTC)とテザー(USDT)さえあれば入金できないなんて事態には絶対になりません。
強いて言えば、ビットコインはどうしても決済時に高額なネットワーク手数料がかかるので、お得に入金したい方はテザーの方が使いやすいと言えます。テザーはちょうど1ドルと同じ価値で運用されているステーブルコインなので、仮想通貨初心者の方でも使うハードルは低いでしょう。
トライデントウォレットのメリット【利便性と安全性】
続いて、TRIDENT WALLET(トライデントウォレット)を電子決済として利用する際のメリットについて解説します。トライデントウォレットは他の決済方法に比べて以下のような利点があります。
- 海外送金の時間が大幅短縮できる
- CRS未加入のため取引情報が他人に漏れない
- デビットカードを作れば口座のお金をATM出金できる
以下の項目では、トライデントウォレットのメリットの詳細について解説します。
海外送金の時間を大幅短縮!スムーズな取引が可能
海外の銀行に入金、もしくは海外銀行から出金する場合、どうしても着金に2〜3営業日かかってしまいますよね。
ですが、トライデントウォレットは仮想通貨で入出金を管理できることから、瞬時に送金処理されます。高速の入出金でストレスを感じることはありません!
CRS未加入だからプライバシー保護が強化されている
また、JDB銀行があるラオスは、2025年1月現在CRSの非加盟国となっています。
CRS(Common Reporting Standard)とは、簡単に言えば金融口座の情報を加盟国の間で自動交換する制度です。自分が居住していない国に口座を作った場合でも、CRS加盟国であればその情報が居住国に入るので、決済情報が明るみに出ることになります。
ですが、ラオスはCRSに加盟していないので、トライデントウォレットの決済情報はプライバシー情報として保護されます。もちろん悪用は厳禁ですが、安心・安全に取引できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
トライデントウォレットカードでビットコインをATMで即現金化
トライデントウォレットには、カード作成費用を支払うことで「トライデントウォレットカード」というカードを作ることができます。
銀行のキャッシュカードとしても利用できるこのカードは、世界各地にあるコンビニのATMからビットコインを現金として出金することができます!
仮想通貨を法定通貨に両替してATMで出金できるというカードは世界で見ても非常に例が少なく、銀行と紐づいているカードとしては世界初です。
VISA対応店舗なら世界中どこでも決済OK
また、トライデントウォレットカードはVISAデビットカードとしての役割もあります。
世界中、VISAカードが使えるお店なら全く問題なく決済できます!トライデントウォレットに入っているお金をリアルタイムレートで換算し、レストランやショップなどで代金を支払うことができます。
利用限度額が高く、安心して使える
トライデントウォレットはいわゆる銀行カードなので、決済の利用限度額もかなり高額に設定されています。
例えば、1日・1ヶ月あたりの決済可能額は無制限!1日あたりのATM引き出し限度額も20,000ドル(約300万円)に設定されているので、急な支払いがあっても安心です。
なお、コンビニによっては利用できないATMがあるそうなので、事前に残高照会を行い、正常に照会できた場合は他のATMを使って引き出せるかをお確かめください。
内容 | 当選条件 |
---|---|
1日の決済利用限度額 | 無制限 |
1ヶ月の決済可能額 | 無制限 |
1日のATM引出限度額 | 20,000ドル |
1ヶ月のATM引出限度額 | 600,000ドル |
2段階認証でセキュリティ強化!安全性が高い
トライデントウォレットでは、ログイン時に2段階認証の利用を設定できます。
2段階認証を設定した場合は、ログインの際にメールアドレスとパスワードの入力に加え、SMSかメールでのワンタイムパスワードを入力する必要があります。
また、大手銀行ならではの最新鋭の技術を利用したデータ暗号化、リアルタイムの取引監視による不正取引の検知など、セキュリティレベルは非常に高いと言えるでしょう。
トライデントウォレットのデメリット【注意点・リスク】
続いて、トライデントウォレットを利用する際に気を付けておきたいポイントについて解説します。
特にカードを作成する際、時間と費用がある程度必要なこと、さらには突然利用が停止されるリスクについても考える必要があることに注意しましょう。
本人確認(KYC)に時間がかかるケースあり
トライデントウォレット自体は本人確認をしなくとも利用可能ですが、カードを作る場合は本人確認ができていないとカードを受け取ることができないため、必ず本人確認(KYC)を済ませないといけません。
本人確認はアカウント作成後、運転免許証かパスポートのいずれかの書類、そして書類を持った自分のセルフィー画像を送れば完了します。ですが銀行の審査があるため、KYCが終わるまでにはかなりの時間を要します。
具体的には、トライデントウォレットカードが発行されるまで、最大で12週間かかると公表されています。そのため、いざ必要になった時に作る前に、早めに申請を済ませておくと良いでしょう。
カード作成には合計800ドルが必要
また、トライデントウォレットカードは初期費用が結構かかります。
カードを作成する場合、カード発行にかかる費用が500ドル、初回デポジット金額が300ドルで、合計800ドルが必要です。
なお、デポジット金額300ドルについては、カードが発行された際に口座に入るので、実質500ドルで発行できます。
ちなみにトライデントウォレット自体は入会金や手数料などはかからないため、まずはトライデントウォレットに登録するのがおすすめです。
カード年間維持費が100ドルかかる
トライデントウォレットカードは、カード年間維持費が年100ドルかかります。具体的には、カードを発行してから13ヶ月後に100ドルが差し引かれ、その後は1年ごとに100ドルずつ口座から差し引かれます。
JDB銀行自体は普通預金でも1%以上の金利があるので、10,000ドル以上を口座に入れておけば損になることはありません。ですが維持費が差し引かれること自体は頭に入れておきましょう。
予期せぬ閉鎖リスクがあるため注意
今まで、ネッテラーやエコペイズなど、口座のお金をATMで引き出せるカードというのは存在したのですが、いずれも現在はカードが使用不可になったり、サービス自体が終了するといった憂き目に遭っています。
トライデントウォレットはJDB銀行と連携しているので潰れるということはまず無いですが、カードが突然利用できなくなったり、特定の国からのアカウントが閉鎖されるといった可能性はゼロでは無いので注意しておいた方が良いでしょう。
トライデントウォレットの手数料
続いて、トライデントウォレットを利用する際の手数料について解説します。
基本的にはトライデントウォレットの手数料は他の決済方法と比較しても安価で使いやすいのが特徴となっています。
入金手数料
まず、入金時にかかる手数料について表でまとめています。
クレジットカードでの入金は手数料が10%とかなり高いですが、銀行送金・仮想通貨ともに取扱手数料は0.5%〜1%程度と低く、非常に使いやすいと言えるでしょう。
なお、銀行送金でドル以外を入金した場合、見えないコストとして両替手数料が差し引かれることがあるのでご注意ください。
入金方法 | 取扱手数料 |
---|---|
海外銀行送金 | 1% |
国内銀行送金 | 0.5% |
VISA・マスターカード | 10% |
仮想通貨 | 0.5% |
出金手数料
続いて、出金時にかかる手数料について表でまとめています。
こちらも大きく手数料がかかる決済方法は少ないですが、銀行送金については手数料の最低額が決まっているので、大きい金額を出金した方が実質的に手数料は抑えられると言えるでしょう。
また、ATMで引き出す場合は、トライデントウォレットカードの手数料に加えてATMの取扱手数料が必要になります。これは仮想通貨をATMで出金した場合も同じです。
出金方法 | 取扱手数料 |
---|---|
海外銀行送金 | 3%+35ドル |
国内銀行送金 | 1%+10ドル |
トライデントウォレットカード | 1% |
仮想通貨 | 0.5% |
ATM引き出し手数料 | 3% |
トライデントウォレットの登録方法
トライデントウォレットの登録方法はとても簡単です!ウォレットの開設だけなら本人確認(KYC)は必要ないので、数分程度で完了します。
- トライデントウォレットの公式サイトにアクセスこちらのリンクからトライデントウォレットの公式サイトにアクセスします。
- メールアドレスとパスワードを入力して会員登録登録フォームが表示されるので、メールアドレスとパスワードを入力します。「会員登録」をタップすればアカウント作成は完了です。
- 認証メールを確認アカウント作成後、認証メールがトライデントウォレットから届きます。記載されたURLをタップして、メール認証を完了させます。
- プロフィールを埋めるメール認証完了後、トライデントウォレットのアカウントに改めてログインします。左側にあるメニューの「アカウント」からプロフィールをタップすると、ユーザー情報の入力ページが開くので、画面の指示に従って名前、職業、生年月日などを入力します。
ここまで完了すればトライデントウォレットを問題なく使うことができます!なお、デビットカードを申し込むには「デビットカード申込」から本人確認を済ませる必要があります。
まとめ【トライデントウォレットの総評】
トライデントウォレットはラオスのメガバンク・JDB銀行と連携した電子ウォレットで、海外FXやオンラインカジノの入出金に幅広く利用できる決済サービスです。
アカウント1つでビットコインやテザー、米ドルのウォレットを持てるので、どのFX業者やオンラインカジノにも入金できるメリットがあります。さらにトライデントウォレットカードを使えば、ATMの出金やVISAデビットとしてレストランやショップでも利用できるので利便性は抜群です!
海外銀行でも仮想通貨で爆速出金したい!という方は、トライデントウォレットで爆速出金を体験してみてはいかがでしょうか?
よくある質問【Q&A】
最後に、トライデントウォレットに関するよくある質問について解説します。
トライデントウォレットの使い方は?
トライデントウォレットの使い方はとっても簡単!米ドル、ビットコイン、テザーのいずれかを銀行送金や仮想通貨決済で送ると、仮想通貨なら爆速で、銀行送金でも数日以内に口座に反映されます。その口座からオンラインカジノに入金したり、FX業者に入金すればOK!勝利金はまたウォレットに戻せば、2回目以降の入金や別のサイトへの入金を楽にこなすことができます。
トライデントウォレットは税金はどうなる?
トライデントウォレットに限った話でもありませんが、FXや仮想通貨取引などで得た利益には、所得税や住民税といった税金がかかります。
税金の種類や金額については居住国によって異なるので、ご自身がお住まいの国の法律に従って粛々と税金をお支払いください。
トライデントウォレットは違法?合法?
トライデントウォレット自体に違法性は全くありません。ラオスの大手銀行と連携しているトライデントウォレットは、並みある決済業者の中でも最強の信頼性を持つ電子ウォレットと言えます。
ただし、トライデントウォレットを使ってオンラインカジノに入金する場合は、オンラインカジノが合法の国においてご利用いただく必要があることに注意しましょう。オンラインカジノが違法の国では、トライデントウォレットを利用しても当然違法になります。