マーチンゲール法・シミュレーション

カジノで一番有名な攻略法とも言える「マーチンゲール法」。
このページでは実際にマーチンゲール法をルーレットやバカラで実践し、シミュレーションの結果や「マーチンゲールをどのように利用すべきか?」といった考え方について解説します。

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マーチンゲール法でルーレット10回戦を3セット検証

負けたらベット額を2倍に増やすという非常にシンプルなシステム、また資金が尽きない限り負けないという勝率の高さから愛好者も多いマネーシステムですが、それだけに「本当に稼げるの?」といった声が多いのも事実です。

そこで今回は実際に同じ状況下で3セットマーチンゲール法をシミュレーションしてみました。

マーチンゲール法実践のためのルール

マーチンゲール法実践のためのルール

最初に、マーチンゲール法のシミュレーションのルールを説明します。

  • ベラジョンカジノの「フレンチルーレット」で検証
  • 最初の賭け金を1ドルとし、ルーレットの「黒」に賭け続け
    「赤」「0」に入ると負け
  • 負け続ける限りベット額を前回の2倍にする
  • 勝った時にベット額を1ドルに戻す
  • スタート金額は100ドル
  • 10ゲーム経過した時点で終了

このシミュレーションを3回行います。

フレンチルーレットの還元率は97.30、胴元の取り分となる控除率は「0」に落ちる可能性の2.70%となっています。
果たして今回の検証結果ではこの確率を超えることができるのでしょうか?

【1回目】マーチンゲール法シミュレーション

ゲーム回数 ベット額 勝敗 累計損益
1 $1 勝ち +$1
2 $1 負け ±$0
3 $2 負け -$2
4 $4 勝ち +$2
5 $1 勝ち +$3
6 $1 負け +$2
7 $2 勝ち +$4
8 $1 負け +$3
9 $2 負け +$1
10 $4 負け -$3

1回目のシミュレーション結果は、4勝6敗で「-3ドル」となってしまいました。
序盤・中盤は順調に利益が出ていましたが、8回戦から3回連続で負けてしまい、10ゲーム目までに取り戻すことができずマイナスのまま強制終了となりました。
マーチンゲールでは「やめ時」が大事ということが分かります。

  1. 2・3ゲーム目

    2・3ゲーム目

    2・3ゲームと連敗して迎えた4ゲーム目、なんとか黒が出てくれて3連敗が阻止されました。
    資金が尽きない限り、1回の勝利で必ず利益が出るマーチンゲール法。
    「-1ドル」「-2ドル」「+4ドル」を合算して、この3ゲームでも1ドルの利益が出ています。

  2. 8ゲーム目、9ゲーム目

    8ゲーム目、9ゲーム目

    8ゲーム目、9ゲーム目でなんと「0」が2連続で出て、10ゲーム目も赤のため負けてしまいました。
    「フレンチルーレット」と名前が付いているゲームもアンプリゾンルール(0が出ると半分賭け金が返ってくるルール)を採用していないテーブルがあるのでご注意ください。

【2回目】マーチンゲール法シミュレーション

ゲーム回数 ベット額 勝敗 累計損益
1 $1 勝ち +$1
2 $1 負け ±$0
3 $2 勝ち +$2
4 $1 勝ち +$3
5 $1 負け +$2
6 $2 負け ±$0
7 $4 勝ち +$4
8 $1 負け +$3
9 $2 負け +$1
10 $4 勝ち +$5

2回目のシミュレーション結果は、5勝5敗ながら「+5ドル」の利益が出ました。
後半、連敗が続くと思われた流れを断ち切りタイミング良く黒がヒットしたおかげで賭け金の大幅な増加もなく勝ち切ることができました。

マーチンゲールでは、基本的に最後のゲームで勝ってセットを終了した場合、必ず「勝利数」と同じユニット数の利益が出ます(今回は5勝×1ドル=5ドル)。

  1. 中盤、2連勝の場面

    中盤、2連勝の場面

    中盤、2連勝を決めた場面です。
    どの状況でもマーチンゲールの勝利で得られる利益は変わらないので、大きく賭け金が上がってドキドキするより連勝でサクッと稼げた方がプレイヤーとしては嬉しいと思います。

  2. 8・9ゲーム目で連敗からの10ゲーム目

    8・9ゲーム目で連敗からの10ゲーム目

    前のシミュレーションと同じく8・9ゲーム目で連敗していた先の10ゲーム目、黒が出て8ドルを獲得して終了できました。
    フラットベットなら±0ドルの試合結果が5ドルのプラスとなったのはマーチンゲールの力と言えるでしょう。

【3回目】マーチンゲール法シミュレーション

ゲーム回数 ベット額 勝敗 累計損益
1 $1 勝ち +$1
2 $1 負け ±$0
3 $2 勝ち +$2
4 $1 勝ち +$3
5 $1 勝ち +$4
6 $1 勝ち +$5
7 $1 勝ち +$6
8 $1 負け +$5
9 $2 負け +$3
10 $4 勝ち +$7

3回目のシミュレーション結果は、7勝3敗で「+7ドル」の利益となりました。
途中5連勝の波が来て、最後の2連敗も10ゲーム目で無事に勝利を収め7ドルのプラスで終わらせることができました。
連勝すると大幅な利益となる攻略法の方が利益は大きかったと思いますが、確実に1ドルを稼げる仕組みも悪くないと言えます。

  1. 3ゲーム目から7ゲーム目まで5連勝

    3ゲーム目から7ゲーム目まで5連勝

    なんと3ゲーム目から7ゲーム目まで5連勝!
    勝利ごとに確実に配当を稼げるというメリットがマーチンゲールにはありますが、同じ条件でパーレー法を利用していたら31ドルの利益だっただけに、どちらを利用すべきかは難しい所です。

  2. 10ゲーム目はなんとか死守

    10ゲーム目はなんとか死守

    3セット連続で8・9ゲーム目を落としてしまうという事態になりましたが、10ゲーム目はなんとか死守。
    7勝目を飾り、このシミュレーションでは7ドルのプラスで終了しました。

マーチンゲール法実践結果

マーチンゲール法を3セットシミュレーションした結果としては、「2勝1敗」ということになりました。この1敗も強制終了による負けだっただけに、やはり利益が出やすい攻略法と言えるでしょう。

3セット目をご覧になると分かるように、連勝時に他の攻略法より利益が出にくいというデメリットはあるものの、圧倒的な守備力の高さ、そして勝ち負けが交互に続くなど微妙な状況でも1勝で必ず利益が出るのがマーチンゲール法の売りです。 ルーレットでも十分通用する攻略法と言えるでしょう。

ゲーム 勝敗 収支
1回目(10ゲーム) 負け -$3
2回目(10ゲーム) 勝ち +$5
3回目(10ゲーム) 勝ち +$7

マーチンゲール法とパーレー法を組み合わせてバカラで検証

次は負けにくい代わりに勝っても利益が少ない「マーチンゲール法」と、勝ち続ける限り倍々で儲かる「パーレー法」を組み合わせたシミュレーションを行います。 それではルールを説明します。

マーチンゲール法+パーレー法の実践のためのルール

マーチンゲール法+パーレー法の実践のためのルール

マーチンゲール法の「負けたら前回の倍ベット」、パーレー法の「勝ったら前回の倍ベット」を組み合わせる為、下記の条件を設定しました。

  • ベラジョンカジノの「ノーコミッションバカラ」で検証
  • 最初の賭け金を1ドルとし、「プレイヤー」に賭け続ける
  • 負け続ける限りベット額を2倍にする
  • 勝った時にベット額と勝利額をそのままベット
  • 5連勝で利益確定、次回ベット額を1ドルに戻す
  • スタート金額は100ドル
  • 30ゲーム経過した時点で終了

このシミュレーションを3回行います。

【1回目】マーチンゲール+パーレー法シミュレーション

ゲーム回数 ベット額 勝敗 累計損益
1 $1 負け -$1
2 $2 負け -$3
3 $4 負け -$7
4 $8 負け -$15
5 $16 引分け -$15
6 $16 負け -$31
7 $32 勝ち +$1
8 $2 勝ち +$3
9 $4 勝ち +$7
10 $8 負け -$1
11 $2 負け -$3
12 $4 勝ち +$1
13 $2 負け -$1
14 $2 引分け -$1
15 $2 負け -$3
16 $4 負け -$7
17 $8 負け -$15
18 $16 負け -$31
19 $32 勝ち +$1
20 $2 勝ち +$3
21 $4 負け -$1
22 $2 負け -$3
23 $4 負け -$7
24 $8 負け -$15
25 $16 負け -$31
26 $32 負け -$63
27 $64 勝ち +$1
28 $2 負け -$1
29 $4 勝ち +$3
30 $2 勝ち +$5

1回目のシミュレーション結果は、9勝19敗2分けで「+5ドル」の利益となりました。
なんとほぼ2/3負けているのに勝ち越しができました! マーチンゲール法が非常に防御力の高いマネーシステムであることが証明された結果でしょう。

  1. 27ゲーム目で$64ベットに!

    27ゲーム目で$64ベットに!

    21ゲーム目から6連敗を喫してついにベット額は$64まで膨れ上がりました。 この状態で実戦なら損切をしてしまいたくなりますがこのまま継続すると…

  2. ラスト2連勝で収支プラス$5に

    ラスト2連勝で収支プラス$5に

    27ゲーム目でなんとか勝利することができ、収支をプラマイゼロに戻すことができました。 終盤に2連勝したことで、ついに+$5で一回目の検証を終えることができました。

【2回目】マーチンゲール+パーレー法シミュレーション

ゲーム回数 ベット額 勝敗 累計損益
1 $1 勝ち +$1
2 $2 勝ち +$3
3 $4 負け -$1
4 $2 負け -$3
5 $4 引分け -$3
6 $4 負け -$7
7 $8 負け -$15
8 $16 引分け +$15
9 $16 負け -$31
10 $32 負け -$63
11 $64 引分け -$63
12 $64 勝ち +$1
13 $2 勝ち +$3
14 $4 負け +$3
15 $4 勝ち +$7
16 $8 勝ち +$15
17 $16 負け -$1
18 $2 負け -$3
19 $4 勝ち +$1
20 $2 負け -$1
21 $4 負け -$5
22 $8 負け -$13
23 $16 負け -$29
24 $32 負け -$61
25 $64 負け -$125
26 $128 引分け -$125
27 $128 引分け -$125
28 $128 勝ち +$3
29 $2 勝ち +$5
30 $4 勝ち +$9

2回目のシミュレーション結果は、10勝14敗6分けで「+9ドル」の利益となりました。
引分けが多い展開プラス負け越しているにも関わらず+$9で終われたところにこのマネーシステムの信頼度の高さがうかがえました。

  1. 20ゲームから6連敗に!

    20ゲームから6連敗に!

    20ゲーム目から6連敗でベット額は$128になりました。 しかもそのあと2回の引分けを経て、29回目でやっと勝利しました。

  2. ラスト2連勝で収支プラス$9に

    ラスト2連勝で収支プラス$9に

    ラストの2連勝で今回もプラス収支になりました。 前回と同じ2連勝ですが、パーレー法と併用しているため差異が生まれ、今回が多く利益が出ています。

【3回目】マーチンゲール+パーレー法シミュレーション

ゲーム回数 ベット額 勝敗 累計損益
1 $1 負け -$1
2 $2 負け -$3
3 $4 負け -$7
4 $8 負け -$15
5 $16 負け -$31
6 $32 勝ち +$1
7 $2 負け -$1
8 $4 負け -$5
9 $8 勝ち +$3
10 $2 勝ち +$5
11 $4 勝ち +$9
12 $8 勝ち +$17
13 $16 引分け +$17
14 $16 負け +$1
15 $2 勝ち +$3
16 $4 勝ち +$7
17 $8 勝ち +$15
18 $16 負け -$1
19 $2 勝ち +$1
20 $4 勝ち +$5
21 $8 勝ち +$13
22 $16 勝ち +$29
23 $32 負け -$3
24 $2 負け -$5
25 $4 負け -$9
26 $128 勝ち -$1
27 $8 引分け -$1
28 $2 負け -$3
29 $4 負け -$7
30 $8 勝ち +$1

3回目のシミュレーション結果は、14勝14敗2分けで「+1ドル」の利益となりました。
まさに勝率5割のゲームで5割勝利してほぼプラスマイナスゼロとなりました。 4連勝が2回もあったので、ここで利益確定しておけば大きく儲けが出たのが心残りでした。

  1. 22ゲームで過去最高利益に!

    22ゲームで過去最高利益に

    22ゲーム目で過去最高利益の+$29になりました。
    ただし5連勝で利確という高い目標が足かせとなり次の負けでまたスタート金額に戻ってしまいました。

  2. ラスト勝利で収支プラス$1に

    ラスト勝利で収支プラス$1に

    ラストの勝利によって今回もプラス収支になりました。 4連勝が2回もあったのに収支がほぼ無かったのが残念です

マーチンゲール+パーレー法実践結果

マーチンゲール法とパーレー法を組み合わせた3セットのシミュレーション結果は、「3勝0敗」ということになりました。鉄壁の防御力を誇るマーチンゲール法の実力を発揮した…というところでしょう。

ただしどの検証もそれほど利益が出ていない点についてはパーレー法を「5連勝で利益確定」という高い目標にしたことが仇となったように思えます。

もしも「4連勝で利益確定」にしていればかなりプラスになっていた回もあったように感じます。

4連勝する確率が6.25%なのに対して、5連勝する確率は3.13%にまで下がりますので、実際にパーレー法を扱う際は4連勝にするか、自分を信じて5連勝を目指すのかの見極めが大切になってくるでしょう。

ゲーム 勝敗 収支
1回目(30ゲーム) 勝ち +$5
2回目(30ゲーム) 勝ち +$9
3回目(30ゲーム) 勝ち +$1

マーチンゲール法を使って勝率を上げるには?

マーチンゲール法を使って勝率を上げるには?

この結果を踏まえて、「マーチンゲール法をより効果的に利用するための方法」について考えてみましょう。
マーチンゲール法をよりプレイヤーの望む結果にするためには、「連敗が続いた時のリスクを抑える」「失敗する確率を減らしていく」「利益が出たタイミングで辞められるようにする」といった方法が考えられます。

具体的には以下のような手段で達成できます。自分に合った手段を使ってマーチンゲールをより良いものにしてみてはいかがでしょうか?

損切りのタイミングを決める

マーチンゲールは連敗しない限り利益が出る方法ですが、その代償に連敗が続くと全損となってしまうリスクを抱えています。
そのリスクを抑えるためには、事前に「○連敗したらヤメ」と決めておき、ある程度の損失を覚悟して「損切り」を行うことです。例えば最初の賭け金を1ドルと設定しておき、5連敗したら終了と決めておけば、最大でも31ドルのマイナスで済みます。
ただし、損切りラインが早すぎると、せっかくのマーチンゲールの「圧倒的な守備力」がそれだけ失われてしまうので、損切りのタイミングは慎重に決めることをおすすめします。

最初の賭け金を抑え、テーブルリミットが高いゲームを選ぶ

マーチンゲールを失敗するリスクを抑えるための一番の方法は、「連敗できる数を増やすこと」です。
そのためには、「最初の賭け金を抑える」そして「賭けられる上限額の高いテーブルを選ぶ」ことです。例えば、ベラジョンカジノのバカラは、最低1ドル・最高50,000ドルを賭けることができます。
賭け金を1ドルでスタートした場合、なんと最大15連敗まで耐えることができます!

これは流石に極端な例ですが、例えば持ち金が200ドルとした時、10ドルで始めたら4連敗で破産しますが、1ドルで始めたら7連敗まで耐えられます。最初の賭け金を抑えるのはとても大事です。

ルールを決めて確実に実行する

具体的に、「何ドル勝ったらやめる」などのルールを事前に決めておくことをおすすめします。
マーチンゲール法は最後の勝負で勝っている場合、常に(勝利数)×(ユニット数)が利益となります。例えば最初の賭け金を5ドルで初めて、10勝10敗だった場合、10勝×5ドル=50ドルの利益となっているので計算しやすいのが特徴です。事前にルールを決めて勝負すれば、目標利益を達成した時に辞めやすいと言えます。
守備力の高い方法とはいえ、ずっと使っているといつかは大きな連敗を重ねる場合があります。その時が訪れる前に、「利益確定」を行っておきましょう。

まとめ

このページでは、実際にルーレットで「マーチンゲール法」を用いたシミュレーションを行い、その結果とより効率的なマーチンゲール法の使い方について解説しました。

マーチンゲール法は、「とにかく勝率を上げたい」「コツコツと利益を積み上げたい」という方に非常におすすめですが、その反面大きな連敗を喫した時のリスクも非常に大きいので、必ず「利確ライン」「損切りライン」を決めて利用することをおすすめします。

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こんにちは!ウエノヒトシです。みなさんから親しみを込めて「上の人」と呼んでいただいています。ネットカジノJPの運営を一手に担っており、サイトの最新情報や役立つ知識を日々更新しています。長年のギャンブル経験を生かし、オンラインカジノにも深い愛情を持って8年が経ちました。勝利への鍵となる必勝法を研究し続けており、いつか皆さんに完璧な勝ち方をお伝えできる日を夢見ています。

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