日本には公営競技と言われる国の各管轄が運営するギャンブルがあります。 これらは大きく分けて競馬・競艇・競……
ギャンブルの年齢制限は何歳から?学生や未成年ができるギャンブルの法律は?

成年年齢が18歳に引き下げられましたが、公営ギャンブル(競馬、競輪、ボートレースなど)は従来通り20歳からとされています。ではパチンコは18歳からですが学生はお店に入れるのか?など詳しいギャンブルの年齢情報をまとめました。
4分で読める記事です
ギャンブルは何歳から遊べる?
年齢制限無し | 宝くじ |
---|---|
18歳から | パチンコ・パチスロ・オンラインカジノ・スポーツベット |
19歳から | スポーツくじ(toto・BIG) |
20歳から | 公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇・オートレース) ランドカジノ(大阪IR) |
こちらの表のように、各ギャンブルには年齢制限があります。
これらのギャンブルの年齢制限は法律によって定められているため、年齢制限に違反してしまうと「単純賭博罪(50万円以下の罰金または科料)」または「常習賭博罪(3年以下の懲役)」が適用されて逮捕されてしまいます。 各ギャンブルの年齢制限を学び、遵守することが大事になります。
公営ギャンブルは20歳なら学生でも出来る!

競馬、競輪、オートレース、競艇の公営ギャンブルができる年齢は20歳以上です。
そして、年齢が20歳に達していれば学生であっても公営ギャンブルの賭けに参加することができます。その理由は以下をご覧ください。
公営ギャンブルの法律が改定された
昔の競馬法には「学生生徒又は未成年者は、勝馬投票券を買うことができない」という規則がありました。
ですが、2005年に競馬法が改定された際に、この規則から「学生生徒又」という記述が削除されました。このため、現在では20歳以上ならば学生でも馬券を買えるようになっています。
競輪、オートレース、競艇も競馬同様に法律が改定され、現在は20歳以上であれば学生でも楽しむことができます。
成年年齢の引き下げでも18歳は不可、20歳から
2022年4月1日から施行された民法改正で成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。
ただし、競馬や競輪などの公営ギャンブルに関する年齢制限は、ギャンブル依存症対策などの観点から20歳のまま維持されています。 成年年齢に達したからといって、20歳未満の人が公営ギャンブルを楽しむと罰則の対象になるので注意しましょう。
宝くじは年齢問わず購入可能!

法律上、宝くじ売り場で直接購入する場合は年齢制限がありません。
そのため、20歳以下の学生でも宝くじを購入可能で、当選金も問題なく受け取れます。ただし、インターネットの宝くじ公式サイトには、『宝くじ公式サイトでの宝くじのご購入は、20歳以上で、宝くじ公式サイトに会員登録していただいたお客さまであれば、ご購入いただけます』と記載されています。
ネット購入は20歳以上に限られますが、実店舗での宝くじ購入は20歳以下でも可能となっています。
18歳からできるギャンブル

パチンコ・パチスロは18歳以上+高校生は不可
パチンコ・パチスロは上記の風営法第22条によって、18歳未満の入店・利用を規制されています。ですが、年齢が18歳に達していても高校生はパチンコ・パチスロで遊ぶことが出来ません。
その理由は、全国のパチスロ・パチンコ店が加盟している全日本遊戯事業協同組合連合会が、18歳以上でも高校生の場合は入店を禁止と定めているからです。
18歳未満で入店していることが判明した場合、学校側の対応として停学や退学の恐れがありお店にも迷惑がかかるので、高校生の皆さんは学校を卒業してから入店するようにしましょう。
19歳からできるギャンブル

スポーツくじ(toto)
スポーツくじのTOTOやBIGは宝くじ売り場やネットの購入サイトで19歳以上が購入できる宝くじです。
これはスポーツ新興法によって、『第9条 19歳に満たない者は、スポーツ振興投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。』と制定されているためです。
それでは学生はスポーツくじを買えるのかというと、19歳以上であれば大学生でもTOTOやBIGを買うことが可能です。
学生が購入できないように決められた
スポーツくじの購入制限は法律によって年齢制限されています。
そのため、19歳以下の高校生や大学生がスポーツくじを購入したことが発覚した場合、50万円以下の罰金が科せられます。
20歳からできるギャンブル

競馬
競馬は騎手が乗った馬により競われる競走競技で、着順を予想する公営ギャンブルです。
競馬法の第28条に「20歳未満の者は、勝馬投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。」と定められているため、競馬を楽しめるのは20歳になってからとなります。
競輪
競輪とは職業選手による自転車競走で、着順を予想する公営ギャンブルの一つです。
自転車競技法の第九条にて「二十歳未満の者は、車券を購入し、又は譲り受けてはならない。」と定められていますので、20歳未満が競輪の車券を購入した場合は賭博法違反で逮捕されます。
競艇
競艇とはプロの選手によって行われるモーターボートの競技で、公営ギャンブルの1つです。
モーターボート競争法という法律の第十二条で「二十歳未満の者は、舟券を購入し、又は譲り受けてはならない。」と定められていますので、舟券を購入して競艇を楽しめるのは20歳以上の方に限られます。
オートレース
オートレースとは、プロの選手達が競走車競走車(排気量600 ccの二輪車)によって行う日本のモータースポーツで、着順を予想する公営ギャンブルの一つです。
小型自動車競走法という法律の第十三条 で「二十歳未満の者は、勝車投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。」と定められています。
カジノ(大阪IR)が出来たら20歳から!

話題の大阪カジノ(IR…Integrated Resortの頭文字で統合型リゾートのこと)は、大阪・関西万博の会場となる夢洲でカジノを整備する計画で、29年秋ごろの開業を目指しています。
この大阪カジノ(IR)の年齢制限ですが、20歳から利用可能なことが下記の法律で定められています。
『特定複合観光施設区域整備法 第六十九条 カジノ事業者は、政令で定める場合を除き、次に掲げる者をカジノ施設に入場させ、又は滞在させてはならない。
一 二十歳未満の者 (以下、省略)』特に学生に関する記述は無いので、大学生でも20歳以上ならば大阪カジノ(IR)に入場できるものと予想されます。
ちなみに日本人は入場料として6000円がかかること、マイナンバーカードを持っていないと入れないことなど細かな決まりもあります。
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