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宝くじ高額当選者の生活とは?気になる体験談や受け取り方などを解説
宝くじで1等を当てて億万長者になりたい!もし当たったら…「家を建てたい」、「仕事を辞めて遊んで暮らしたい」、「世界中を旅行したい」、「趣味に使いまくりたい」などなど誰でも高額当選を夢見たことがあると思います。
このページでは高額当選した方はどのような生活をしているか?高額当選したらどうなるのか?について解説します。
9分で読める記事です
宝くじの高額当選と言われるのはいくらから?
宝くじ売り場へ購入した宝くじを持ち込んで当選確認を行うことが出来ます。もし高額当選していた場合は「おめでとうございます!高額当選なさっております。」と声をかけられることになります。
宝くじ売り場で換金できる金額は小さな売り場で5万円まで、少し大きな売り場で10万円まで換金可能ですが、その金額を超えている場合、みずほ銀行で換金しなければなりません。宝くじ購入者の感覚では5~10万円では高額当選とは思えませんよね。
やはり人生が変わるほどの大金を期待しますが、その額はやはり「億」ということになりそうですね。実際は、宝くじで1,000万円を超える当選者にだけ配布される「【その日】から読む本」というものがあります。この本を受け取ることが出来れば高額当選者の仲間入りと言えそうです。
高額当選者のみがもらえる【その日】から読む本
1,000万円以上の高額当選をした場合、みずほ銀行から「【その日】から読む本」を手渡されます。
この本は一般的に入手することは不可能な非売品であり、みずほ銀行の銀行員でも入手出来ず、出版社からの出版も実現していません。「宝くじドリーム館」で抜粋された一部を閲覧するか、「国立国会図書館」に収蔵されたものを閲覧可能となっています。
気になる内容ですが、宝くじの当選金の高額化に伴い高額当選者が増えたのですが、当選者の一部は正気を失い、浪費や詐欺、財産トラブルなどに見舞われ、不幸になってしまう事例が増加することになりました。
このような不幸を未然に防ぐための「心構え」や「やっておくべきこと」、「やってはいけないこと」などが詳しく書かれているようです。
高額当せん者の体験談
ここでは「億」の高額当選者の体験談、当選のいきさつや、当選の感想、エピソードを紹介します。
K.Hさんの場合
K.Hさんの自宅敷地内には築100年を超える古い蔵があり、老朽化が進んでいたため屋根を新しく取り換える工事を行いました。ある日その蔵を眺めていると凄くキラキラ輝いていたそうです。
きっと「吉兆のお知らせ」だと感じたK.Hさんは購入していたドリームジャンボ宝くじを蔵の中に大切に保管したそうです。すると見事に1等前後賞合わせて3億円に当選しました。些細な吉兆を敏感に感じとって保管場所を移す行動が高額当選を呼び込みました。
Kさんの場合
ある日友人から電話が入り「今、高額当選が出た宝くじ売り場にいるんだけど、年末ジャンボ、君の分も買ってあげようか?」とのこと。せっかくなので連番で20枚買ってもらったところ、1等前後賞合わせて3億円に当選しました。
友人にはとても感謝しているとのことですが、その後の友情に変化はなかったのでしょうか?少し心配になりますね。
宝くじの高額当せん者のその後とは?
宝くじに高額当選したら、あれも買って、これも買って、あちこち旅行して、たくさん贅沢して・・・などと夢を見る方が多いと思います。
しかし、その考え方って凄く危険なんです。実に高額当選者の7割が自己破産しているというデータがあります。急に多額のお金を手にした時、多くの人は「パーキンソンの法則」、「ラチェット効果」と呼ばれる行動や思考になると言われています。
「パーキンソンの法則」とは、「収入が拡大すると支出もそれに準じて増える」というものです。たくさんあるから贅沢しても大丈夫。欲しかったモノは全部買おう。などと支出が際限なく拡大します。このようにして手に入れた大金もどんどん減ってしまうのです。
そして「ラチェット効果」があらわれます。「ラチェット効果」とは一度支出を増やすと減らすことが出来なくなってしまう心理的効果を指します。収入が減っている、残金が少ないにもかかわらず、わかっていても節約や倹約が出来なくなってしまうのです。
この悪循環から抜け出せなくなり高額当選者の7割が自己破産している実態があります。
破産しないための対策方法
高額当選すると7割が破産する実態がありますが、破産しないためにはお金について学ぶことが必要です。
日本では全くと言っていいほどお金について学ぶ機会がありません。お金の意味、稼ぎ方、投資や運用方法、貯蓄の手段、税金、詐欺やビジネスなどお金について学ぶべきことはたくさんあり、海外では小学校から授業で学ぶケースもあります。
お金について学ぶことで収入や資産に応じた適切で計画的なお金の管理が出来るようになり、破産リスクは減少し、むしろ運用して増やすことも可能になります。たとえ3億円当選したとしても、毎月300万円使えば8年ぐらいで無くなってしまいます。
そんなに生活レベルを上げなくても十分贅沢な生活は出来ますし、計画的に運用することで、急激に減らすことなく生活することが出来ます。
「生活水準を上げすぎない」、「お金の知識を身につける」、「定期預金や投資など適切な運用をおこなう」など自己破産しないための方法はいくつもあります。
もちろん当選金で幸せになってるひともいる!
会社をクビになった直後、宝くじで6億円当たった男性がいます。高級車やクルーザーの購入、一晩の飲み代が1,500万円、カジノで1億円などなど豪遊と浪費を繰り返し、気が付けば1年で3億円を使ってしまったそうです。
さすがにこのままではヤバイと思い、残金で株に投資を行います。投資分は50倍にも高騰する大成功を収めました。
「お金では幸せになれないことが分かりました」と話す男性は、自分を幸せにするものは「ワクワク感」だと言います。「ワクワク」していれば落ち込むことも悩むことも無いと・・・そんな心境になれるほどの高額当選を果たしてみたいですね。
宝くじが当たる確率はどれくらい?
くじの種類 | 組数 | 1等当選確率 | 当選金額 |
---|---|---|---|
ジャンボくじ | 100組 | 1000万分の1 | 平均3億円 |
年末ジャンボくじ | 200組 | 2000万分の1 | 平均7億円 |
ジャンボ宝くじの1等当選確率は「1,000万分の1」です。ジャンボ宝くじは100000~199999番の10万枚と001~100組の組み合わせになります。計算式に表すと、10万×100組=1,000万枚。その1,000万枚の中に1本だけ1等の宝くじが入ってます。
例えるなら、米200kgが約1,000万粒なのでその中の1粒が当たりということになります。
また「年末ジャンボ宝くじ」は、組数が001~200組と2倍になっており、2,000万枚の設定ですので、1等の当選確率は2,000万分の1となります。ジャンボ宝くじよりは当選確率が下がりますが1等前後賞合わせて10億円と超高額設定となっています。
当たった人には前兆があった?
宝くじの高額当選には前兆があるのでしょうか?公式の当選者の声に「あれは宝くじが当たる前兆だったのでは?」と後から振り返って思っている人もいるようです。
では一般的に運がいいと言われる前兆とは何でしょうか?例えば、虹、四つ葉のクローバー、黒猫、ゾロ目を頻繁に目撃するなど、有名なものがあります。夢占いでは、白蛇や金の卵の夢を見ると幸運なようです。
また、不吉な出来事が宝くじが当たる前兆だと言ったりしますよね。体調不良が続いたり、大けがを負ったり、いくら寝ても眠い、大切なものが壊れたなど。ネガティブに捉えず、「宝くじが当たる前兆だ!」と思って買ってみると運が舞い込むかもしれません。
他にも、あなた自身が「ラッキー」と感じたり、「縁起がいい」と感じた時に宝くじを購入してみるのも良いと思います。
宝くじで高額当選した場合の受け取り方
宝くじで当選した場合、当選金の受け取り方は購入方法によって異なります。ネットで購入した場合と売り場で購入した場合の2パターンを紹介します。
ネットで購入した場合
インターネットで購入した宝くじの当選金は、すべて銀行口座へ振り込まれます。当選金額によって振り込まれる期間が異なります。
1万円以上の当選金の場合、支払開始日から銀行の5営業日以内に指定口座へ振り込まれます。
1万円未満の当選金の場合は、1~3月の抽選分を4月に、4~6月の抽選分を7月に、7~9月の抽選分を10月に、10~12月の抽選分を1月に、まとめて指定口座へ振り込まれます。
売り場で購入した場合
「5万円マーク」のある宝くじ売り場では、5万円までの当選金を売り場で受け取れます。5万円以上の当選金はみずほ銀行で受け取ることができます。
1等または50万円以上の当選金の受け取りの場合、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類が必要です。また、1等または100万円以上の当選金の場合、本人確認書類に加えて、印鑑も必要になります。
宝くじの高額当選者は本当はいない?
1億円以上の当せん本数が毎年100~200本という公式の発表があるにもかかわらず、自分の周りには当たった人がいない… 宝くじの公式が買わせるために嘘をついている!と思った方もいるのではないでしょうか?
宝くじの高額当選者は当選したことを隠します。なぜなら高額当選を他人に言うメリットが全くないからです。
もし他人に言ってしまうと、どんどん噂が広がり、「お金を貸してほしい」、「寄付してほしい」などの連絡が一気に押し寄せるようです。また、誹謗中傷されたり、ご近所や職場であらぬ噂が広まるなど、普通の生活ができなくなるため、デメリットしかありません。
当選金を受け取る際にもらう「【その日】から読む本」には、宝くじの当選を自慢したり、安易にお金を貸したり、あげたりしないよう注意事項として記載されています。
たとえ言わなかったとしても、急に仕事を辞め、家を買い、新車を買い、人が変わったようにオシャレになったりするとバレてしまいそうですね。
当せん金には税金がかかる?
宝くじに当たってもどうせ税金の支払いでほとんどなくなっちゃうんでしょ?と思っている方も多いのではないでしょうか。実は、宝くじの当選金に税金はかかりません。当せん金付証票法の第13条で定められています。
しかし、控除額(110万円)を超えた金額を家族や友人に分けたりすると贈与税がかかってしまいます。贈与税の計算式は以下になります。
贈与税の計算式:
贈与税=(贈与された金額-贈与税の基礎控除額110万円)×税率-控除額
例)500万円あげた場合の贈与税:(500万円-110万円)×15%-10万円=48.5万円
人に当選金をあげる場合は110万円以内に収めた方が賢いと言えるでしょう。
また、兄弟や仲間同士で共同購入した場合は、受け取りの際に伝えることで非課税で分配可能になります。
宝くじの購入方法
宝くじの購入は「宝くじ売り場」での購入と「インターネット」で購入の2パターンがあります。
売り場での購入は、店舗へ出向く必要があり、場合によってはお目当てのくじが売り切れていたりしますが、実物のくじを手にすることが出来ます。
インターネット購入はいつでもどこでも購入でき、連続購入などの設定で買い忘れもありません。実物のくじを手にすることは無く、当落も自動で行われ、当選金も自動で振り込まれます。
くじが当たっているかどうか?確認する醍醐味は失われますが、見間違い、買い忘れ、などを防ぐことが出来て便利です。ナンバーズやロトではネット購入の方が増加傾向にあります。
宝くじの高額当選まとめ
宝くじで高額当選は誰もが抱く夢です。当たったらきっとバラ色の人生が待っているのでしょう。みんなそう思っていても、現実は高額当選者の7割が自己破産している実態がありました。
事前にそういうこともあると知っていることは重要であり、高額当選した時、冷静に振舞うことが出来るでしょう。
ジャンボ宝くじの当選確率は1,000万分の1ですが、10枚買うだけで100万分の1、100枚買えば10万分の1と当選確率は上昇します。確率は低いとはいえ買っておけばチャンスがありますので、「5大ジャンボ宝くじ」だけは毎回抑えておきたいですね。