パチスロの天井とは?知っておくと有利になる情報を初心者向けに解説!

パチスロには、ずっと当たりが出ないままプレイしていると、一定のゲーム数で必ず当たりがもらえる「天井」という機能があります。天井があることで大負けを防いでくれますし、そこからATをうまく継続させていけば大幅なプラスが狙える大チャンス!
そこで、このページではパチスロの天井について解説します。
天井の種類やメリット・デメリット、天井までどれくらいのお金がかかるのか?といった疑問を分かりやすく解説。さらに、天井を上手に使えば大きな当たりに期待できるパチスロについても紹介します。
9分で読める記事です
パチスロの「天井」とはどんな機能?

まず、パチスロの天井とは何なのか?について解説します。
パチスロの天井とは、ボーナスなど大当たりが出ないままずっと遊んでいると、指定された条件下で必ず大当たりがもらえる機能のことを指します。今はスマホゲームのガチャでもおなじみの機能ですね。
一定のゲーム数まで回したりなどの条件達成で必ず当たりがもらえるので、大きく負けることを防いでくれます。また、その大当たりで多くのメダルを獲得することで大きくプラスになるチャンス!
ただし、天井があるのは「AT」と呼ばれる種類のパチスロに限られているため、天井がない機種もあることに注意が必要です。
スロットの天井の種類は3つ
天井はゲーム数が一定以上に達すると発動する事が多いのですが、実はゲーム数の指定を入れて、天井の発動には主に3パターンがあります。そこで、スロットの天井にはどのような種類があるのかについて解説します。
ゲーム数天井とは
まず、最も有名な天井といえば「ゲーム数天井」です。名前の通り、一定のゲーム数の間ずっと当たらなかった場合に、強制的に大当たりが発動します。なお、一度ボーナスやATに入るとゲーム数のカウントがリセットされます。
例えば、「1,000ゲーム天井」の台があるとします。
その機種では1,000ゲームに達するまでは、レア役を引いたりチャンスゾーンを成功させることでATに突入することができますが、1,000ゲームの間ずっとATに入らなかった場合、1,000ゲーム目にATに強制的に突入させてくれます(前兆を含むこともあります)。
また、「ボーナス+AT」のような機種だと、ボーナスが当たった場合でもATに入っていないならゲーム数のカウントがリセットされないことも。そのためボーナスが当たる分には天井を気にしなくても良い、なんて機種もあります。
周期天井とは
続いて、周期天井について解説します。
パチスロ台には、チャンスゾーンや前兆ゾーンなど、何かのゾーンを経由してATに入るのがメインルートである機種が多いですよね。このように、1回のチャンスゾーンを「1周期」として、それを一定周期の間外し続けることで「周期天井」に突入することがあります。
周期天井が発動すると、その周期のチャンスゾーンでは必ず当たりになります。また、周期天井がある場合、ゲーム数天井よりも豪華なご褒美があることが多いです。
スルー天井とは
最後にスルー天井について解説します。
スルー天井とは、メインのATに入れるためにはボーナスに入らないといけない、という機種に用意されていることが多いです。そのボーナスがメインATに繋がらなかった場合を「1スルー」として、一定回数の間スルーすることで「スルー天井」に突入することがあります。
スルー天井が発動すると、その回のボーナスでは必ず当たりになります。また、スルー天井がある場合、ゲーム数天井よりも豪華なご褒美があることが多いです。
スロットの天井のメリットとデメリットをチェック

続いて、スロットの天井があることによるメリットとデメリットについて解説します。大当たりが保証されるなら天井があったほうがお得じゃん!と思われるかもしれませんが、実は気をつけておきたいポイントが複数あることに注意しましょう。
天井のメリット
まず、スロットの天井に関するメリットについて解説します。
■大負けを防ぐことができる
スロットに天井があるということは、ゲーム数をこなせば必ず当たってくれるため、一度も当たらず大きくマイナスになる、といったことを防ぐ働きがあります。
また、高設定では確率で天井が少ないゲーム数になっていることが多いので、何も引いていないのに当たった場合は高設定にも期待できます。
■「天井期待値」で遊ぶべきゲームが分かる
例えば、1ゲーム回せば天井に到達する台が座られずに放置されているとしたら、遊べば必ずプラスになりますよね?このように、天井に近いゲームは設定が低くとも期待値があるので、期待値をプラスにして遊ぶことができます。
最近の台は1回のATでドカンと当たることも多いため、期待値を積んで勝負することはとっても大事です。
天井のデメリット
続いて、スロットの天井に関するデメリットについても解説します。
■天井がある以上やめられないので、ズルズル負けてしまうことも
先ほど解説した天井期待値は、必ず天井に到達するか途中で当たるまでプレイすることを前提としています。天井期待値があるゲームを途中でやめるというのは、少なくとも期待値的にはあり得ません。
1回の天井到達まで5万円以上かかる台も多いので、ずっと当たらずに天井に到達したのに、単発やショボ連で大きく負けるというケースも。特に一撃性が大きいスマスロ台は、期待値があっても慎重に座りましょう。
■天井にも機械割が割り振られている
Aタイプ(ボーナスタイプ)と呼ばれる機種には天井がありません。それなら天井があるATの方が有利なのか…と言われたら、そうでもありません。
パチスロには「機械割」と呼ばれる台がどれくらい出してくれるのか?という指標があります。この指標の中には当然天井も含まれるので、その分他の抽選が弱くなってしまいます。特に天井まで回したくないという場合は、ATよりもAタイプの方が向いているのかもしれません。
ジャグラーにも天井はある?
最もホールの中で台数が多いのは「ジャグラー」シリーズですが、ではジャグラーに天井はあるのでしょうか?
結論から言うと、ジャグラーに天井はありません。ジャグラーは「Aタイプ(ボーナスタイプ)」と呼ばれる機種の一つで、強制的にボーナスを発動させることはできません。そのため、ジャグラーはいずれの台でも天井機能は設定されていないんです。
その分ジャグラーは当たりがとても軽いので、AT機のように1,000Gハマるなんてことは滅多にありません。
天井まで回すのに必要な資金の目安
スロットにおける天井は、それぞれの機種で何ゲーム(何周期、何スルー)が天井なのかというのが異なります。
一般的なパチスロの場合、天井はおよそ800G〜1,200Gくらいに設定されていることが多いです。そのため1回の天井では3〜5万円ほどを使うことが多いです。
ただし、ゲーム数天井以外の天井がある場合、ゲーム数自体の天井は相当深めに設定されていると言う場合も。
例えば『からくりサーカス』の場合、天井発動条件は
- 擬似ゲーム数1,200G消化時、CZ以上に当選
- チャンスゾーン「機械仕掛けの神」4回失敗後、5回目にAT直撃
- 実ゲーム数2,500G消化時、AT直撃+激情ジャッジ1回成功
と3つの条件があります。2,500G消化していたら投資額は8万円近くまでかかります。
このように天井はそれぞれのゲームでルールが異なるので、事前に調べてからプレイすることをおすすめします。
要チェック!天井があるパチスロのおすすめ3選
続いて、現在ホールで稼働しているパチスロの中でも、特に天井狙い、天井ハイエナ狙いがしやすい3つの台について紹介します。天井到達率や天井恩恵が特に優秀なので、立ち回る際はぜひこちらの機種をメインに考えてみるのがおすすめです。
【スマスロ】キン肉マン~7人の悪魔超人編~

(C)ゆでたまご・東映アニメーション (C)SEVENLEAGUE (C)YAMASA NEXT
スマスロキン肉マンは、ATまでのゲーム数が圧倒的に短いため狙いやすい台です。
天井恩恵はATが確定するだけですが、天井に到達するのに必要なのは「1000万パワー」で、設定1でも大体600Gも回せばすぐに天井まで行きます。
特に設定変更時は通常Aでも683万パワーあれば天井に行くので、0G付近から打っても期待値はプラス!上位ATの魔界ループに突入させて一撃万枚を目指しましょう。
Lスーパービンゴネオ

(C)BELLCO
スーパービンゴネオは、999G通常時を消化すると天井に到達するという一般的な形ではありますが、天井到達時の初当たりは「Hooah!」確率が約20%までアップ!
Hooah!に突入すればゲーム数が最低111Gとなり、さらに50%継続で+111Gがループ。獲得枚数が一定以上になりエンディングに突入すれば、上位ATの「ハイパービンゴチャンス」に突入するので、Hooah!が取れれば相当一撃万枚に期待できます。
【パチスロ】からくりサーカス

原作/藤田和日郎「からくりサーカス」(小学館少年サンデーコミックス刊)/ (C)藤田和日郎・小学館/ツインエンジン Licensed by Sony Music Labels Inc., (C)SANKYO
からくりサーカスの天井は先ほど説明した通り、「CZ間の天井(1200pt)」「CZのスルー天井(5回)」「AT間のゲーム数天井(2500G)」の3種類あります。つまり、1つだけでなく複数の狙い目で計算する必要があるということです。
ですが、一度ATに入ればからくりサーカスの爆裂力は半端ではありません!特にゲーム数天井は激情ジャッジの1回成功も保証されているので、最後の一劇まで繋がる大チャンス!上位ATがロング継続すればコンプリートも夢ではない!?
天井を利用して賢く立ち回る方法
最後に、天井を利用して勝率を上げるコツについて解説します。
天井はゾーン狙い・設定狙いよりも確実性が高く、安心した立ち回りが可能です。ただし、一度天井狙いをする!と決めたら、ずっとプレイし続けなければいけないというデメリットもあるため、軍資金には注意して立ち回りましょう。
【天井狙い】恩恵やリセットを利用して勝率をアップ
まずは、朝一の立ち回りについて解説します。
朝一は設定狙いはもちろんですが、天井というポイントで考えるなら「リセット狙い」を中心に立ち回ると良いでしょう。リセットの場合、多くの台で天井が短縮されているので、予算をある程度抑えつつ天井を狙うことができます。
もちろん、天井までのゲーム数、そして天井恩恵の強さについては事前に調べておき、狙う価値がある台を積極的に狙うと良いでしょう。
遊ぶ日がお店的に力を入れている日で、AT機は大体全リセ…といった日なら良いのですが、どの台がリセットされているのか分からない!という場合、「リセットなら恩恵がある+据え置きでも期待値がある」台が理想です。
例えば、「ゲーム数天井が1,000Gで、朝一リセットの場合天井が600Gに圧縮される、前日最終ゲームは400G」という台なら、リセットでも据え置きでも600G回せば天井に到達するのでどちらでも狙えます。
【天井ハイエナ】残りのゲーム数が少ない台を選ぶ
朝一の台を狙って一度ボーナスやATを引いた、設定はなさそうだし天井までも遠いから期待値がない、という場合は「天井ハイエナ」を試してみましょう。
それぞれの台には、当日何ゲーム打たれていれば、天井狙いで座ると何円くらいプラスになる、という「天井期待値」が用意されています。天井期待値については、新台を除けばパチスロ攻略サイトで大体書かれているのでそちらを参考にしてください。
当日ハマって放置されている台を見つけて、天井期待値がある程度プラスであることを確認したら、その台をボーナス・ATに到達するまで打つと良いでしょう。
天井狙いは設定やゾーン狙いよりも、確実にボーナス・ATが当たるという点で非常におすすめです。その分軍資金が多くかかることがあるので、軍資金には常に余裕を持たせましょう。また、ゾーン狙いや設定の後ヅモ狙いと並行しながら立ち回ると、期待値を最大化できます。
ただし、ハイエナは稼働率が8割を超えるような超人気ホールだと難しいです。稼働率が6〜8割くらいの、過疎ってはないけどある程度移動が余裕なお店で立ち回ると効率が良いですよ!
パチンコの実質的な天井「遊タイム」
ちなみに、パチンコにも「天井」に近い機能があることをご存知ですか?
パチンコでは、2020年より「遊タイム」という機能が一部機種で追加されています。遊タイムとは、一定回数大当りが出なかった場合に時短機能が発動し、次回大当り(もしくは一定ゲーム数が経過する)までほとんど出玉を減らさずに抽選してくれるという機能です。
遊タイムの性能はそれぞれの台によって異なりますが、1,200回転以上時短のサポートが受けられる機種や、電チューの当選確率を引き上げて実質大当りが濃厚になる機種など、大半の台が実質的に大当り確定となっているため、パチンコにおける天井と言えるでしょう。
さらに最近の遊タイムは、電チューで抽選されることを利用して、ヘソで当たってもラッシュ濃厚ではない(振り分け抽選がある)のに遊タイムで当選したらラッシュが濃厚になる…なんて抽選をすることもあるそうです。
なので、遊タイムまで近い台を見かけたら、パチスロと同じようにハイエナするのが期待値を高める手段といえます。
まとめ:スロットを打つ時は天井の有無を確認!
パチスロ、特にAT機を打つときは、「天井」の存在を知っておかないと相当損な立ち回りをしてしまうことがあります。
天井は到達すれば当たりが濃厚になる救世主!なので、天井が近いのにゲームをやめてしまうと、お宝台を他の人にみすみす譲ってしまうことにもなりかねません。なので、パチスロを打つ際は何よりもまず天井がどのような仕様なのかをチェックしましょう。
そもそも天井がある機種なのかはもちろんですが、天井まで何ゲームかかるのか、想定される投資金額はいくらなのか、天井の恩恵などなどを全て一旦調べてからプレイすることをおすすめします。常に天井を意識して立ち回ることで、思わぬお宝台に恵まれるかもしれません!