ノリ打ちのやり方と計算方法を徹底解説!メリット・デメリット・成功のコツ

パチンコ・パチスロを楽しむ人なら、「ノリ打ち」という言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。しかし、初心者にとっては馴染みのない言葉かもしれません。
このページでは、ノリ打ちの基本的なやり方や計算方法、メリット・デメリット、実践する際の注意点まで、分かりやすく解説します。ノリ打ちを活用して効率よく楽しみたい方や、興味があるけれど詳しく知らない方に向けて、しっかりとご紹介していきます。
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ノリ打ちとは? 基礎知識と仕組みを解説

“ノリ打ち”とは、友人や知人とパチンコ・パチスロを一緒に遊ぶ際に、2〜6人程度の少人数で行う共同プレイのことです。
参加者が投資金額を出し合い、最終的な収支を分配する打ち方を指します。例えば、2人でノリ打ちをした場合、1人が勝ち、もう1人が負けたとしても、最終的な収支を2人で均等に分ける仕組みです。
ノリ打ちは「楽しみながら勝率アップを目指す」がメインとなることが多いので、「勝ちは目指すが、負けても仕方がない」という中程度のプレッシャーの中で楽しめます。
ノリ打ちの場合は“軍団”と呼ばれるグループ打ちのように指示を受けることは、ほとんどありません。また、ホール側に迷惑をかけない範囲で実行することが多いので、軍団ほど警戒されないという利点もあります。
軍団とノリ打ちの違いを理解しよう
前の項目で出てきた“軍団”について解説します。パチンコ・パチスロの“軍団”とは組織的なグループが、リーダーの指示の元にホールの台を占有しながら稼働する打ち方です。
ノリ打ちのように個々の裁量で台を選ぶのではなく、特定のホール・機種をターゲットとして、大量の台データを集め、最も期待値が高い台を選ぶのが特徴です。
複数人で打つところは“ノリ打ち”と同じですが、“軍団”はパチプロを中心とした活動で、目的が「利益を出すこと」に特化している点に大きな違いがあります。利益の分配も頭割りまたは固定給として分配されるなど様々なパターンがあります。
利益追求型で儲けやすい“軍団”の打ち方ですが、店舗に対して影響が大きいためにホール側から出禁対象になりやすいのが難点です。
ノリ打ちが成立するための条件とは?

ノリ打ちが成立するには、様々な条件があります。まず、参加者がパチンコ・パチスロの実力が概ね同レベルであることが前提となります。
パチンコではステージのクセなど台の回りの良し悪しの見極め、パチスロでは目押しなどの基本的スキル・状況判断などが同レベルの人でないと、楽しむことが目的とはいえ、弱いヤツの負け分を押し付けられるという不公平感が生じてトラブルの種となります。
信頼できる友人・知人を集めることも重要な成立条件です。信用できない参加者は投資金額を多めに申告するなど嘘をつくことがあり、負けたときに揉めごとになりがちでノリ打ちが成立しません。正直で素直、実力もある友人・知人なら申し分無いノリ打ちの仲間となるでしょう。
ノリ打ちのメリットとは?

ここではノリ打ち3つのメリットを解説していきます。
色々とルールやタスクもあるノリ打ちですが、面倒くさがらずこなせばリスクを減らしながら大きなリターンを狙うことができます。収支的なメリットがほとんどですが、ノリ打ちできる仲間ができてなんだか楽しいという一番の長所を忘れてはいけないですね。
収支が安定し、大きなリスクを回避できる
一人でプレイする場合、勝てれば問題ありませんが、大負けすると一日で10万円以上の損失を被ることもあります。しかし、ノリ打ちには投資と回収を一本化し、均等に分配するという原則があります。
そのため、参加者の誰かが大負けしても、他のメンバーの勝ち分でカバーできるため、リスクを分散することが可能です。つまり、ノリ打ちを実践することで、大きな損失を回避しながら、収支や勝率の安定を期待できるというメリットがあります。
立ち回りが上達し、戦略の幅が広がる
ノリ打ちに参加することで、他の人の立ち回りを参考にできます。特にパチンコ・パチスロの期待値計算アプリは山程あるので、それをどのように使っているか、などの最新情報や応用アイディアを情報交換できるのは、ノリ打ちならではのメリットです。
現場もそうですが、特にノリ打ち後の打ち上げ・反省会などでの雑談は情報の宝庫となり、吸収した情報の力によって自信の戦略の幅を広げることができるでしょう。
仲間と情報を共有しながら、協力してプレイできる
“軍団”ほどシビアではありませんが、ノリ打ちも基本的に勝利を目指すという点には変わりありません。そのため、ノリ打ち中にメンバーと情報を共有してホールを攻略するという協力プレイの姿勢が自然と身につきます。
二度、三度と同じ仲間でノリ打ちをしていくことで、情報の共有力も次第に上がっていき、結果として勝率もグッとアップしていきます。
ノリ打ちのデメリットと注意点

ノリ打ちには多くのメリットがありますが、逆にデメリットも存在します。この項目ではノリ打ちの代表的なデメリットと、その注意点を解説していきます。デメリットをきちんと知った上で、それらの対策法を検討して実行に移すのがベターです。
打ち手同士のトラブルや人間関係の問題が発生することも
ノリ打ちでは他の参加者と収支を均等にするため、他人のプレイ結果がダイレクトに影響します。いつも負けてしまうメンバーがいた場合、どうしても「あの人がメンバーにいるせいで、全体の収支が低くなる」などの揉め事が起きるというデメリットがあります。
パチンコ・パチスロはどうしても好不調はあるものですから、負け続けた人がいたとしても許すことが肝要です。この人間関係の問題を乗り越えたとき、真のノリ打ち仲間となれるのではないでしょうか。
収支の管理や計算ミスによるリスクがある
ノリ打ちでは、基本的に「全員の収支をまとめて人数分で均等に割る」という精算方法が一般的です。しかし、事前に収支の計算方法や管理ルールを明確に決めていないと、「他のグループはこう計算していた」などの意見の食い違いが発生し、トラブルの原因となることがあります。
また、投資金額や勝ち金を誤って記録したり、意図的に虚偽申告するケースも考えられます。不正があれば公平な分配ができず、不信感が生まれてしまいます。そのため、収支管理を徹底するために、信頼できる友人・知人をメンバーに加えることが重要です。
あらかじめ精算ルールを明確にし、トラブルを未然に防ぐ工夫をしましょう。
ホールによってはノリ打ちが団体と見なされ、入店を制限されることも
ノリ打ちをしていると、メンバー間で貯玉や情報を共有している場面がどうしても目立ってしまいます。“軍団”やノリ打ちを禁止しているホールでは、ノリ打ちが店員にバレたり通報されたりすると面倒なことになる可能性もあります。
厳重注意で済めばいいのですが、中にはホールを出入り禁止にされてしまうこともあるので、ホールのルールを確認した上でノリ打ちをするように心がけてください。
ノリ打ちのコツとやり方を解説!

ここからはノリ打ちの具体的なやり方を解説していきます。一番大事なのはメンバー間でのルールの決め方なので、基本ルールと出資方法の決め方、分配ルールなどを詳しく書いていきます。
特に新規メンバーの多いグリープでノリ打ちをするときのルール決めで疑問があった場合は、臆さず質問して疑問点を解消しておくことも重要です。
基本ルールと出資方法の決め方
最初にノリ打ちの参加者同士で基本ルールを決めます。この基本ルールの内容とは、出玉や損失をどのようにメンバー間で分けるかということがメインです。特に初めてノリ打ちを行う場合は、参加者全員でルールを話し合うことが後々のトラブルを防止することになります。
基本的な分配方法は「収支を参加者で均等に分ける」というやり方です。負けた場合も勝った場合も、その収支を参加者で分けるので収益も損失も平等に分配できるでしょう。打つ台の出資方法決めも重要です。
ノリ打ちのリーダーがメンバー分の資金を出す“胴元型”と、メンバー全員が出資する“折半型”に分かれます。前者は計算が簡単なのですがメンバー全員の資金を出すので資本力が必要となること、後者は計算が複雑になるという問題点があります。
友人同士でやるにしても、これらのルールはしっかりと確認しておかないと人間関係がこじれる原因になる恐れもあります。
交換率や貯玉を考慮した計算方法と利益の分配ルール
利益の分配ルールをより細分化するノリ打ちのやり方を3つ紹介します。どの分配方法を選ぶのか、または別の分け方を選択するのかを事前にしっかり決めておきましょう。
■ 完全平等型(全ての収支を均等に分配)
参加者全員の収支を合計し、人数で割る方法
例:Aさんが+2万円、Bさんが−5000円の場合
(20,000円 – 5,000円)÷ 2 =+7,500円 収支を均等にするためAさんがBさんに12,500円を渡す
■ プラス領域分配型(勝った分だけを分配)
収支がプラスになった分のみを均等に分配する方法
例:Aさんが−5000円、Bさんが+2万円の場合
Bさんの+2万円を2人で分配 → 1人1万円ずつ。Aさんは1万円を受け取り、Bさんは+1万円の利益
■ マイナス補填型(負けた人の補填をする)
勝っている人の利益から負けている人を補填する方法
例:Aさんが+5000円、Bさんが−1万円の場合
Aさんの+5000円をBさんに渡し、Bさんの負けが−5000円に軽減
初心者が押さえておくべきポイント
ノリ打ちは、パチンコ・パチスロの知識やスキルを持つ人同士が協力して行うスタイルですが、初心者が参加する際にはいくつかの注意点があります。
まず、ノリ打ちは情報交換が前提であり、参加者には一定の知識や立ち回りのスキルが求められます。初心者にとっては実践的な経験を積むチャンスですが、知識を一方的に得るだけでは不公平感が生じる可能性があります。
また、不誠実なメンバーと組むと損をするリスクもあります。投資額や収支をごまかされるだけでなく、初心者自身が無意識に不正を働いてしまうことも考えられます。そのため、信頼できる仲間とノリ打ちをすることが重要です。
最初からノリ打ちに参加するのではなく、ある程度パチンコ・パチスロの基礎を学び、トラブルを回避できる状態になってから参加することをおすすめします。
ノリ打ちに関するよくある質問(Q&A)
ノリ打ちに関するよくある質問と回答をまとめました。ノリ打ちはルールややり方の流れがほぼ決まっていますから、質問自体が少ない傾向にあります。ノリ打ちへの質問が新たに届き次第、回答を増やしてまいります。
ノリ打ち専用の計算ツールはあるの?
ノリ打ちの計算の便利なツールを2種類紹介します。 1つ目はノリ打ちのトラブルを回避するために考案されたウェブツールが「乗り打ち計算機(祝儀型)」です。「個人収支がプラスとなったメンバーのプラス収支分を分配するタイプの乗り打ち」で、過剰な投資を抑制できるというメリットがあります。
もう一つはiOSのアプリの「ノリ打ち計算機 NoriUchi」です。2種類・3人までのノリ打ちに対応しています。使用を検討される方はツールのタイトルで検索してみてください。
両方とも負けてしまった場合の対処法は?
最初に決めていたルールに則り解決しますが、財布が同じと考えて損失を平均化するのが一般的です。
例えば、ノリ打ちを二人でしていて、Aさんが6,000円負けてBさんも4,000円負けてしまったというケース。二人合わせて1万円の負けなので、BさんがAさんに1,000円を渡して、二人とも5,000円の負けにするというのが不満の少ないやり方といえます。
問題となるのは、負け額を過剰に申告することもできてしまう点です。信頼できる人をノリ打ちの仲間にすれば、両方とも負けてしまってもトラブルは起こりにくいといえるでしょう。
まとめ
ノリ打ちは基本ルールの決め方や参加者の募り方などにやや敷居の高さがありますが、メンバーが組めてしまえば有力なパチンコ・パチスロ攻略方法となります。また固定メンバーで2回・3回と練度を上げていけば、さらに収支も安定していくことは間違いありません。
何より、共通の趣味の仲間と楽しく打てるという面白さは何事にも代え難いものがあります。メンバーが勝ったときは全員で喜び、負けたときは悲しみを分け合う。それがノリ打ちの一番の醍醐味といえます。
ぜひこの記事を読んでノリ打ちに挑戦して、素敵な仲間たちと勝利を目指して楽しんでください。