【スマパチ】Cタイムとは?搭載機種や発動条件を解説【新Cタイム登場】
“玉に触れることなくパチンコを遊べる。新たなパチンコシーンを任される形でデビューしたスマスロはスタイリッシュな部分だけでなく、出玉面でもスマスロならではの特権を付与されています。それが「Cタイム」。
一定の条件を満たすことでCタイムを搭載することができるスマスロは、他のパチンコにはないゲーム性をプレイヤーに提供できます。そんな一味違うCタイムの性能について、簡単に紹介していきましょう。「ラッキートリガー」…こいつが持つ実力とはどんなものなのでしょうか。今度はそんなラッキートリガーについて迫ってみます。
5分で読める記事です
Cタイムとは出玉性能に大きく関わる新機能
Cタイムに関してはC時短と呼ばれる新しい時短をベースにした試みとなっていて、主な使われ方は、確変終了後の1回転目の変動で大当りやラッシュ復帰などが抽選される救済措置的位置づけ。泣きの一回をナチュラルに行える機能と思ってもらえればいいでしょう。
ちなみに、実はスマパチが持つ確変や時短などで一度に獲得できる出玉性能は、従来機と変わっていません。しかし、Cタイムを起点に得られる出玉に関しては総量規制という制限の枠の外として扱われるため、その分出玉性能が高い=実質的な連チャン継続率アップ…という構図になり、一撃性に関してはスマパチの方が上です。
まずは3つある時短の種類をおさらい
時短というものは昔から存在しましたが、時代の移ろいによってその姿、役割が違っています。どちらかというと、近年になってその存在、定義を整備されていって合法的に使えるようになっていったという方が正しいでしょう。
a時短
そんな時短に関するものに、現時点では3つの種類があります。まず「a時短」。これは大当りや確変終了後に付いてくる時短で、入賞しやすくなるよう電チューが高確率で開くなど、昔から見かけるタイプの時短となります。継続回転数が抽選で決められるなど、パチンコではお馴染みの時短機能になります。最近は回転数の上限が無くなり、1万回転継続など大胆な使われ方をするようになりました。
b時短(通称「遊タイム」)
aがあるならbもあるということで、お次は「b時短」。大当りなどを介さず、予め定められた大当り低確率状態の変動回数を終えた時点で発動させることができます。ということで、主な役割はお分かりの通り、大ハマリ時の救済措置用。いわゆる「遊タイム」はこのB時短によって実現できています。スペックの組み方次第では、b時短の電チューに拾われることで実質的大当りやRUSHへと繋げることが可能です。
c時短
3つ目は「C時短」で通常時の大当りではない変動(ハズレの一部)で抽選にパスすると次変動から発動させることが可能。電サポを用いずに再度C時短に当選すれば、そこからロング時短が貰えるなどパチスロで言うチャンスゾーン的役割にもなり、自由度が高いのが特徴です。そして、そのC時短の亜種的なものがスマスロ専用の特化機能「Cタイム」となります。
Cタイムの搭載条件と3つの契機を紹介
そんなCタイムはc時短と似ているようで似ていないようで…という感じ。どちらかというと、特定の状態の1回転限りで発動する強力なチャンスゾーンと言った方がしっくりくるかもしれません。発動契機は後述するとして、前提としてCタイムを搭載するには以下の条件を満たす機種でないといけません。
- スマパチであること
- ラッキートリガー機能と併用していないこと
- Cタイムでの当選確率は20%未満であること
これらを満たした上で、次の状況で発動することができます。
規定回数消化
通常時を特定回数消化した時にCタイムの抽選を行うことができます。大ハマリ救済措置としての役割にも使えますが、b時短のように必ず恩恵があるようにはできないので、その効果は微妙。 思い切ってCタイムでの恩恵を50or100回の時短だけにすれば、50回転ごとに周期抽選を行う『e新海物語349』のような機種も作ることができます。
RUSH(時短)終了後
大当りやRUSH終了後の「完全通常状態になった1回転目」をCタイムとすることができます。こちらの主な役割は連チャン終了からの引き戻しになります。本当に大当りやRUSH復帰の抽選を行えるため、演出としても復活的な見せ方を用意することでプレイヤーを惹きつけることができるでしょう。
ラムクリア時
3つ目の条件が「ラムクリア」「工場出荷状態」後の1回転目です。これは先の大当り、RUSH終了後と同じ理屈。
プレイヤーからすると新装当日なら工場出荷状態、それ以外なら前日確変のお残しで終わった台などで朝イチ1回転目のCタイムを期待することができます。
Cタイムの発動狙いでホールのハイエナ行為が問題に
デビュー前から指摘されてはいたことですが、ラムクリアなどでの朝イチCタイム狙いが問題になりました。上手く使えば、毎日ラムクリアすることで昔のモーニングのような営業で客を呼び込むといった使い方が可能ですが、今日日のプレイヤーは取って終わったらそれまで。ある程度粘ってくれる稼働貢献は見込めないため、パチンコ店からしても疎まれて当然の行為でしかありません。
また、Cタイムが取れない場合は、朝イチにたった数回転で捨てられた台がズラリと並ぶ事態になり、後から来た客がその光景を見ると実害はなくても嫌な気分になるものです。一方、前日に確変状態で終わった台や新規で導入した台も、店側は営業時間前に手で回すなどしてCタイムを飛ばす対処は簡単。結局、「朝イチに数回転だけ打って台移動する行為は禁止」といった措置が取られ、要らぬわだかまりだけが残ることとなりました。
Cタイムの狙い目は?
Cタイムの狙いは大当りやRUSH終了後に即ヤメされている台です。しかし、それは多くの人が知っている狙い目ポイントであり、都合良くやめてしまう人はいないでしょう。
現実的に狙えるのはあまり周知されていない規定回数消化の方。その次に、あわよくばの朝イチラムクリアの台となります。店からすればラムクリア自体が普段必要のない行為なので、そもそもの話が望み薄ですが、店がラムクリア後もノーケアという経営スタイルならいつか美味しい思いができるかもしれません。
初心者にオススメの甘めCタイム搭載機種
Cタイムが持つ破壊力により、ボラティリティが高くなってしまいがちなスマパチ。そうなるとなかなかパチンコに慣れていない初心者にはハードルも高くなってしまいますが、中には従来のミドルタイプと変わらない程度の波の荒さとなっているマシンも用意されています。そんな初心者に向いているスマパチを2つだけですが、紹介します。
オススメ機種①『スマートぱちんこ ソードアート・オンライン』
(C)2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project (C)KYORAKU
『スマートぱちんこ ソードアート・オンライン』は大人気アニメ「ソードアート・オンライン」とのタイアップスマパチ。その圧倒的な知名度と洗練されたスペックで多くの支持を獲得し、Cタイム搭載機の中で人気筆頭のマシンです。
通常時の大当り確率も1/319.9と従来のミドルスペックと全くの同等。それでいてCタイムでの抽選で111回転の時短「RUSH LINK CHANCE」が獲得できるため、万人が安心して楽しみやすい設計となっています。
メーカー | 京楽 |
---|---|
大当たり確率(通常/RUSH中) | 319.9/1/97.7 |
突入率 | 約64%(※1) |
継続率 | 81%+α |
出玉 | 450個 or 1500個 |
※1.時短100回+4回の引き戻し(約28%)とRUSHLinkシステムからのRUSH突入(約1%)を含めたトータル値。
オススメ機種②『e新海物語349』
(C)SANYO
『e新海物語349』は50回ごとにCタイムの周期抽選が巡ってきます。Cタイムでのヒット割合は規定上限の半分である10%ですが、現行のスマパチの中で最もその恩恵に与りやすいのが長所です。数撃ちゃ当たる理論で楽しんでいきましょう。
メーカー | SANYO |
---|---|
大当たり確率/確変割合 | 1/349 |
突入率 | 62% |
大当たり出玉 | 90個 or 1500個 |
電サポ回数 | 50回 or 100回 |
まとめ
スマパチがデビューする際のアピールが上手くいかなかったためか、代名詞とも言えるCタイムの評判がかなり良くないものとなっています。しかし、冷静に分析すると持っているポテンシャルはかなり優秀で、『e新海物語349』に至っては良く回る台ほど加速度的に期待収支が跳ね上がっていくと言われています。
そんな残念なCタイムですが、2024年9月より改良されCタイムでの当選確率が20%から50%にまで上げられる模様。これまでの20%の確率の引き戻しで、イマイチCタイムの恩恵を感じきれなかったプレイヤーにとっては大きな朗報となるのではないでしょうか。
最速機種はニューギングループの「eキョンシー」(2024年9月稼働予定)ということで盛り上がっています。これから発表される様々な機種がこの規制緩和でどう変更され進化するのか、今後の情報に注目しましょう。