【新台紹介】ラッキートリガーとは?突入率やおすすめ機種も紹介【パチンコ新機能】

ギャンブル性の規制強化と緩和を繰り返すパチンコ。スマパチの運用からすぐに「ラッキートリガー」という規定の規制緩和を行い、ラッキートリガーに対応したパチンコのあるシマは賑わいを見せています。
しかし、オールドファンにも長らく関わってきたファンにも新しい「ラッキートリガー」…こいつが持つ実力とはどんなものなのでしょうか。今回はそんなラッキートリガーについて迫ってみます。
10分で読める記事です
ラッキートリガーとは?登場の背景と概要

ラッキートリガーとは特定の条件を満たせば、出玉の総量規制が6400発未満だったところを9600発まで出せるスペックを組めるというもの。要は一撃の出玉力が従来よりも50%アップできるというわけです。
もちろん、高性能化という良いところばかりではなく、このラッキートリガーを取れない場合は何の足しにもならない出玉で荒野に放たれるスペックとなりがちなので、打つ際には時間や資金と相談しながら慎重に選びましょう。
ラッキートリガーは簡単に言うと上位ラッシュへの突入トリガーのこと
最近のパチンコではパチスロのAT機能でよく使われる「○○RUSH」に倣い、確変機能などの連チャンによって続く高出玉状態を「ラッシュ」と呼び、そのラッシュ状態へ突入する契機をラッキートリガーとしています。
これまで登場してきたラッキートリガー機を見ている分には、性能の異なるラッシュ状態を複数持ち、そのうちより継続率が高く優れた出玉性能をもつ「“最”上位ラッシュへ繋がる」大当りをラッキートリガーとしているようです。
ラッキートリガーの仕組みと導入の背景
ラッキートリガーとは「投資が嵩んで窮地に陥っても逆転ができるようにして欲しい」というファンの要望を取り入れた緩和措置となっているようです。
一度の大当りでの獲得出玉は法律によって定められているため現行よりも多くすることは不可能ですが、確変性能に関しては内規と呼ばれる業界の自主規制の範疇であるため、こちらを変更し、ラッキートリガーとしています。このラッキートリガーは
- 一回の平均獲得出玉が9600発未満
- Cタイムとの併用は不可
- ラッキートリガーの発動率はあまり高くないこと
以上のことを守るのが条件となっています。ちなみに、ラッキートリガー機のほとんどが低確率時の大当り確率が1/200よりも高いものとなっていますが、恩恵が薄くなってしまうだけで1/319といったミドル確率帯でも開発自体は可能です。
出玉の総量規制の緩和

現在のパチンコでは「総量規制」という基準で全体のギャンブル性を抑制する仕組みにして運用しています。この総量規制の緩和については、ラッキートリガーの少し前に始まったスマパチでも行われていました。
しかし、その緩和の中心を担ったCタイムはインパクトに欠け、多くのプレイヤーからは大当り確率が悪くなっただけで恩恵がないなどと厳しい意見が飛び交う事態となり、早い話が大失敗。従来のままでも十分であり、大きく勝ちたい、あるいは一発大逆転を狙うならラッキートリガーの出番といった住み分けができているという状況です。
ラッキートリガーのメリットとデメリット
ラッキートリガーによる破壊力は大いに期待ができるところですが、あくまでも大衆の娯楽という位置づけのパチンコは基本的に射幸心を煽り過ぎないようにされています。
つまり、一撃性能が増した分だけ、どこかにしわ寄せが起きているかも??…そんなラッキートリガーの長所と短所をピックアップしていきましょう。
メリット① 条件を満たせば今まで以上の出玉が期待できる
まず何と言っても連チャン時の大量出玉が近年にないほど多く見込める点がメリットとして挙げられます。その激しさはかつて封印されたMAX機並みではないかという説もあり、評判の良さも頷けるところです。
大当り確率が甘デジ帯の機種は初当りをたくさんこなしているうちにラッキートリガーを引っ掛けるという手数のスタイルで、1/200のタイプは手っ取り早く大きな出玉が欲しいという場面で重宝するでしょう。
また、STタイプや確変終了を抽選で行うタイプは次回継続が大当り図柄などで決まっているタイプよりも多く平均獲得出玉を持つことが可能ということで、今後増えていくことが予想されます。プレイヤーの好みで意見が分かれるスペックですが、そういった違いも意識して台選びをしてみるのもいいでしょう。
メリット② スマパチ(e機)でも開発が可能
ラッキートリガー機ではCタイムの採用が不可。ということで、スマパチのラッキートリガー機は無い…なんてことはありません。Cタイムを使わなければ、スマパチ、即ち、玉に触れることなくプレイできるラッキートリガー機も開発することが可能です。
デメリット③ 出玉が期待できるその分少々投資もかかる
大当り確率帯が違ってもラッキートリガーを引けるトータル確率は1/1000弱の付近が相場。逆に言えばそこまでにどれだけのステップを踏ませるかの違いということになります。
従来のミドル確率帯機種が1/500くらいでとりあえず確変を引けることを考えると、一撃性アップと引き換えに、運が悪い時の厳しさを覚悟すべきハイリスクマシンであることが分かります。
交換ギャップがあるお店では、アツくなるあまり過剰な投資をしてしまうことに注意しましょう。
現行のラッキートリガー搭載機おすすめランキングBEST5
情報伝達速度が格段に早くなった現在では、機種の人気はちょっとしたことで大きく変動します。そんな背景の中で始まったばかりのラッキートリガー機を評価することは難しいですが、台選びの一助になればということで筆者の独断と偏見を含めたおすすめランキングを発表します。
1位【eフィーバー戦姫絶唱シンフォギア4 キャロルver.】

(C)Project シンフォギアGX (C)Project シンフォギアXV
「シンフォギア4」はラッキートリガー中の振り分けに夢があるパチンコです。1/399.7の図柄揃いを引けば、50%でジャッジ!良い方の50%を引けばLTに直行します。
LT(絶唱ラッシュ)中はST15回中に約1/11を引ければ大当たり!そして、大当たり中の50%で払い出しが3,000玉以上!さらには約20%で次回大当たり濃厚、さらにさらに約5%で4,500玉以上の「バーニングエクスドライブ」に当選のチャンスが待ち受けています。継続率は約81%の最強機種となっています。
メーカー | SANKYO |
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大当たり確率(通常・右打ち) | 1/399.7・1/10.9(右打ち時) |
図柄揃いRUSH突入率 | 50% |
継続率/ラウンド数 | 約81%/ST15回(or 10000回) |
大当たり出玉 | 1500or3000(50%)/約9,800個 |
コンプリート機能 | 搭載 |
2位【eソードアート・オンライン〜閃光の軌跡〜】

(C)©︎2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project (C)KYORAKU
「スマパチSAO」はライトミドルながら超強力なLT性能で人気のパチンコです。1/199.9の図柄揃いのうち、70%の振り分けを引ければ「ソードラッシュ」へ移行(この時点でLT直行の可能性も!)。ソードラッシュの継続率は60%ですが、この間にラストアタック成功で上位LTの「ライトニングラッシュ」に突入します。
LT中は1/59.9のSTを119回転以内に引ければいいので、継続率はなんと約90%!さらに大当たりの70%で1,500発がもらえるので、軽く5万発は出ちゃいます。
メーカー | 京楽 |
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大当たり確率(通常・右打ち) | 1/199.9・1/59.9(右打ち時) |
図柄揃いRUSH突入率 | 約70%(1%はLIGHTNINGRUSHへ) |
継続率/ラウンド数(SWORD RUSH) | 約60%/ST50+4回 |
継続率/ラウンド数(LIGHTNING RUSH) | 約90%/ST115+4回or実質次回まで |
大当たり出玉 | 【2R】300個or【10R】1500個 |
LT突入時の期待出玉 | 約12,400個 |
コンプリート機能 | 搭載 |
3位【e蒼天の拳 羅龍】

(C)原哲夫・武論尊/コアミックス 2001, ©︎蒼天の拳 2018 版権許諾証YRJ-515 (C)Sammy
「蒼天の拳 羅龍」はALL2400発の安心スペックで人気を集めるパチンコです。
1/399.1の図柄揃いで青図柄を引くか伝承試練ボーナスに成功すればLT直行!負けても50回転の時短中に引き戻せばLTに突入します。
LT「真・蒼天RUSH」は、140回転中に1/88〜1/95の大当たりを引けば継続するST方式。あたりはALL2400発なので出玉が下振れせず安心して打てます。さらに10%の確率で1G連するので、実質継続率は79.5%!1G連だけで万発突破することも少なくないとか…
メーカー | サミー |
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大当たり確率(通常・右打ち) | 1/399.1・約1/88.8or1/95.1 |
図柄揃いRUSH突入率 | 約57%RUSH突入=LT発動 |
継続率/ラウンド数 | 約80% |
大当たり出玉 | 2,400個・750個・300個 |
LT突入時の期待出玉 | 約9,391個 |
コンプリート機能 | 搭載 |
4位【eぱちんこ押忍!番長 漢の頂】

(C)DAITO GIKEN,INC.
「ぱちんこ番長」は今ホールの中でも特に人気のあるパチンコ機種です。通常時は1/179.5で大当たりとなるライトミドルですが、LTの「頂RUSH」突入率は25%!残り75%は時短などもない厳しい設定です。
ですが、頂RUSHに突入すればロングST157回となり、大当たり確率も1/99.5まで引き上がるので継続率は80%!さらに大当たりの70%は超番長ボーナスとなり払い出し3,000玉が確定。絶頂ラッシュに突入すれば6,000玉が濃厚…!?
メーカー | 大都技研 |
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大当たり確率(通常・右打ち) | 1/179.5・1/99.5 |
図柄揃いRUSH突入率 | 約25% |
継続率/ラウンド数 | 約80%/ST157回 |
大当たり出玉 | 300個/750個/3000個 |
LT突入時の期待出玉 | 約9,000個 |
コンプリート機能 | 搭載 |
5位【P戦国乙女7 終焉の関ヶ原】

(C)HEIWA Character design by SHIROGUMI INC. 「伊達家家紋使用許可済」許可番号6008
「戦国乙女7」は、LTのハードルが高い分大爆発に期待できるパチンコです。
1/399.6の図柄揃いのうち、75%の「真乙女ボーナス」当選で乙女アタックに突入。約50%の乙女アタックに勝利で、LTの「乙女ラッシュ」へ突入です!
乙女ラッシュの継続率は77%!しかもボーナスはALL2000発以上が確定しており、さらにボーナス中の25%で2000発(7R大当たり×2回)を上乗せ!これは25%の抽選に漏れるまで続くので、一撃5万発も夢じゃない!?
メーカー | HEIWA |
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大当たり確率(通常・右打ち) | 1/399.6・1/97.0(右打ち) |
図柄揃い時RUSH突入率 | 約75%(RUSH時77%) |
継続率/ラウンド数 | 約77%/140回 |
大当たり出玉/大当たり割合 | all2000発+α |
LT突入時の期待出玉 | 14,668個 |
コンプリート機能 | 搭載 |
ラッキートリガー突入率が2024年7月に緩和
このようにスペックを見るだけで胸が躍るラッキートリガー対応機ですが、2024年7月、登場より4ヶ月あまりで早くもさらに規制緩和されて、より遊びやすくなりました。
というのも、ラッキートリガー自体は評判が良いものの、一日打ってもラッキートリガーを体験できずに終わったという悲しみ溢れる不満の声が続出。その欠点をもう少し補ってあげようというのが、今回の緩和の趣旨です。
具体的には、これまで1/1000~1/1100だったラッキートリガー発動率が1/800前後まで引き上げられるようになったとのこと。気になる出玉性の方は上限が9600発未満のままなので、単純にラッキートリガーを体感できる確率がアップしたという形です。
【新台紹介】今後登場予定のおすすめ注目ラッキートリガー搭載機種3選
続いて、ラッキートリガー台の中でも現在ホールに入りたての最新台、また導入予定の台について解説します。
最近はラッキートリガーが甘デジでも使われることが増えてきており、気軽に楽しめることで注目を集めています。そんな大注目のラッキートリガー搭載機種について3つ紹介します。
1.【PA大海物語5ブラックLT99ver.】

(C)SANYO BUSSAN CO.,LTD.
「大海物語5ブラックLT99ver」は、甘デジながら期待出玉約9200個というLTが魅力の、2025年3月に導入されるパチンコです。
1/99の大当たりのうち、70%の確率でST35回をゲット!ST中は約1/41の大当たり図柄のうち、10%で「ブラッククジラッキー」が出現!クジラッキーが登場すると、LTの「ゴールドパールラッシュハイパー」に突入します。
LT中はSTの回数が110回になるので、継続率はトータル93.3%!甘デジでも5万発が目指せる機種です。
メーカー | SANYO |
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大当たり確率 | 約1/99 |
図柄揃いRUSH突入率 | 約70% |
RUSH中LT突入率 | 10% |
LT突入時の期待出玉 | 約9,000個 |
コンプリート機能 | 搭載 |
2.【e真・北斗無双 第5章 ドデカSTART】

(C)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983 版権許諾証KOW-225 (c)2010-2013 コーエーテクモゲームス (c)Sammy
「真・北斗無双5」は、従来のヘソの1.5倍というドデカヘソで入賞を助けてくれる、2025年3月導入パチンコです。
1/319.7の大当たりのうち、約50%の確率でSTをゲット!65回のST中に1/99.8の大当たりを引けば、晴れてLTに突入です。
LT中はST175回というロングST中に1/99.8を引くだけでOK!継続率は約84%となっており、全ての大当たりで1,500個の出玉を獲得できます。ヘソが大きいので、従来のミドルより投資は軽くなるかも?
メーカー | サミー |
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大当たり確率(通常・右打ち) | 1/319.7・1/99.8 |
図柄揃いRUSH突入率 | 50.1% |
RUSH中LT突入率 | 70% |
LT突入時の期待出玉 | 3,000個or1500個or600個 |
コンプリート機能 | 搭載 |
3.P少女☆歌劇 レヴュースタァライト ラッキートリガー4500

(C)Projects Revue Starlight
「レヴュースタァライトLT」は、期待出玉16,000個という超特大LTが注目を集める、2025年4月導入パチンコです。
大当たり確率1/199.8のライトミドルとなっており、当選時は約50%でST「トップスタァロード」に突入します。
ST中の大当りで「追劇」突入の大チャンス!追劇が発生するとなんと4,500個の出玉が確定します。さらに1,500個の上乗せループが52.5%で発生するので、なんと一撃一万発以上の振り分けも8.6%もあります。ライトミドルとしては圧倒的スペックの機種と言えるでしょう。
メーカー | 豊丸 |
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大当たり確率(通常・右打ち) | 1/199.8・1/76.2 |
図柄揃いRUSH突入率 | 50% |
RUSH中LT突入率 | 52.5% |
LT突入時の期待出玉 | 16,000個以上 |
コンプリート機能 | 搭載 |
ラッキートリガーに対するみんなの意見
ラッキートリガーは以前より規制が緩和されて大きく出玉が取れることから人気を集める反面、ここまで一撃が大きいとその分投資額が増える…という反対意見も多く見受けられました。
そこで、ラッキートリガーに対する意見をSNSなどから広く集め、まとめた文章を紹介します。

ラッキートリガーがない時は319でもALL1500の81%継続が限界で、だったらエヴァでいいじゃんって感じがしてたんだけど、ラッキートリガーが導入されてからかなりスペックが良くなって嬉しい!(2024.10)

新台をよく触るようになった。LT突入で期待出玉15000個!みたいな台も増えてきたし、5万発も全然夢じゃないね。(2024.8)

初めてコンプリートした!と思ったら隣もコンプリートしてた。ラッキートリガー簡単よ!笑(2025.1)

とにかくLT機種は当たるまでのハードルがキツい。今までの機種は大当たり率×ラッシュ突入率が1/500くらいしかなかったけど、今は1/1000以下が当たり前。てことは投資額も2倍以上になるわけで…

今日は甘デジでまったり打つか〜って見るとLT機種とか書いてあったりして、あんまり気持ちが休まらない。(2025.1)

ラッキートリガー導入してから、かなり釘が閉まってる気がする…(2025.1)
ラッキートリガーを打つなら、大きく夢を持ちながらも、軍資金はある程度余裕を持たせたほうが良さそうです。
まとめ
ラッキートリガーが登場してそろそろ1年が経とうとしていますが、すでに2回も緩和が行われています。ファンからの要望を受け、こまめに柔軟な対応をしてくるあたり、業界サイドの本気度が窺えます。
しかも新ラッキートリガーの緩和は純粋に1万発超となる期待獲得出玉をまっすぐ手にする間口を広げるという配慮で、最も恩恵が大きくなる客層は仕事帰りのサラリーマンでしょう。仕事帰りの短時間でラッキートリガーを仕留めて気分良く帰るというサクセスストーリーがより現実味を帯びるスペックとなっています。
そして、その高まったラッキートリガー発動確率は同時にボラティリティを下げる意味でも意義のある措置だと思われます。しかし、それらのメリットはそっくり台の調整に影響してくる危険性が大。その分回らない営業をしてくるパチンコ屋が増える懸念があります。一撃の出玉性能に囚われず、できる限りたくさん回る台でプレイするよう心がけましょう。