パチンコの釘とは?釘読みの仕方と良い台の見分け方を紹介☆

パチンコ台にはびっしり釘があり、その釘を伝って玉が上から下に落ちますよね。実は、あの釘はどの台も同じなのではなく、プレイヤーにとってプラスになるような調整をしていることもあれば、不利になるような調整になっていることもあります。

そこで、このページではパチンコの釘について解説します。釘の見方や釘読みのコツ、そもそも釘調整は違法なのか…など、パチンコの釘に関する様々な疑問について分かりやすく解説しています。

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パチンコの釘調整とは?

パチンコの「釘調整」とは、パチンコ台に並べられている釘の方向を調整することで、ヘソ(スタートチェッカー)に入る玉の数を調整することを指します。

パチンコの釘は風俗営業法では「おおむね垂直である」ことがルールなのですが、メンテナンスとして釘を調整すること自体は認められているので、あまりにも甘いものでない限り釘調整は黙認されています。

そのため、通常時は釘を締めておき、開放日に調整して回りやすくする…といった調整が理論上できます。

【パチンコの釘】各部の名前

【パチンコの釘】各部の名前
  1. ヘソ釘(+だまし釘・ジャンプ釘)
  2. 風車
  3. 寄り釘(バラ釘、鎧釘)
  4. ワープ釘とステージ
  5. 道釘(+渡り)
  1. 命釘(ヘソ釘) …スタートチャッカーの左右にある釘。この釘の間に入ることでスタートチェッカーに玉が入り、中のスロットが1回転する。/ジャンプ釘(ステップ釘)…ヘソ釘の左右にある釘。この釘に玉がぶつかり、跳ねてヘソに到達する。
  2. 風車 …玉を左右に振り分ける役物。風車がヘソの左上にある場合、風車の上の釘(鎧釘)が右寄りであるほどヘソ側に釘が流れやすい。
  3. 寄り釘(バラ釘・鎧釘) …1本1本の間を玉が抜けられる、バラバラと置かれた釘。玉を左右に振り分け誘導する役目を持つ。
  4. ワープ釘とステージ …液晶中央にある舞台部分。玉がワープ釘に拾われることで突入し、スタートチェッカーに入るチャンスとなる。
  5. 道釘 …玉がヘソに流れる時の道筋にある釘。道釘がマイナス調整されている場合はヘソに行くまでに玉が脱落しやすい。

パチンコの釘の見方(読み方)

パチンコの釘の見方(読み方)

続いて、それぞれの釘の見方について解説します。どのように調整されていればプラスなのかを間違えずに把握しておきましょう。

  1. 命釘
  2. ジャンプ釘
  3. バラ釘
  4. 鎧釘~風車
  5. 道釘
  1. 命釘(ヘソ釘)
    大きく開いているほどプラス調整。また、左釘より右釘の方が高い場合、勢いを失ってヘソに入りやすくなるのでプラス調整。なお、釘が途中から曲げられている「騙し釘」は超絶マイナス調整なので、見かけたら絶対に打たないようにしましょう。
  2. ジャンプ釘
    下に打たれているほど勢いを失って命釘にぶつかった結果落ちてしまうのでマイナス調整。
  3. バラ釘
    より台の外側にこぼしやすい調整はマイナス、内側(ヘソ方向)に入りやすい調整はプラス。
  4. 鎧釘〜風車
    鎧釘の左側終点をA、鎧釘の右側終点をB、風車の真ん中の釘をCとした場合、ACよりBCの方が長ければプラス調整。
  5. 道釘
    玉がヘソに流れる時の道筋にある釘。道釘がマイナス調整されている場合はヘソに行くまでに玉が脱落しやすい。

球の流れを水の流れとして捉える

玉の流れは水の流れと同じ、と捉えられることがあります。

水の流れの真ん中に杭が打ってあった場合、水は杭の左右二手に分かれますよね。ですが、少し杭を右に動かせば、その分左側の水量の方が多くなるはずです。

玉も同じで、釘が動かされた場合は、その釘の曲がっている方向とは逆に玉が動きやすくなります。これを前提にして釘調整を判断するのがおすすめです。

パチンコの釘調整は違法じゃないの?

「パチンコの釘調整って違法って聞いたことあるけど…」という方も多いのでは無いでしょうか?これは結論から言えば、「グレーゾーンだが、違法になる場合もある」と言えます。それはなぜか、法的な解釈について詳しく解説します。

まず、パチンコは世に出る前に検定を受けなければいけません。もちろんそれは釘の状態も査定した上で検定を受けるため、釘を曲げる行為はその検定を通過した状態で運営されていないことになります。そのため認められないのです。

ただし、例えば営業中に釘が曲がって正常な営業が出来ないという場合に、釘を叩いて元の状態に戻すという行為は特に問題なく、事前許可なく調整が可能です。以下の項目では、釘調整の違法性や警察庁の解釈基準について詳しく解説します。

原則として釘調整は違法となる

パチンコは、原則として釘の調整は認められていません。先ほど解説した通り、パチンコは検定で認可された台のみ設置が許可されているため、射幸性を過剰に煽るようなプラスな調整をした場合は設置が許可されません。そのため、プラスの調整については違法となります。

こう聞くと「え、マイナスの調整は違法じゃないの?」と思われがちですが、本来は検定で認可されないような釘調整そのものが違法なので、マイナスの調整も当然違法です。ただ、命釘の間に乗るくらいのあり得ない釘調整でない限りは、(賭博罪に密接に関係するとは言えないため)取り締まられる可能性はかなり低いと言えます。

なお、2017年以降のパチンコ台は釘調整を「メンテナンスシート(釘調整シート)」に従って行うことが定められています。

メンテナンスとしての釘調整は実施されている

釘調整は原則として違法ですが、全ての釘調整が違法というわけではありません。「営業中に釘が曲がり、メンテナンスしないと正常な運営が出来ない場合」に釘調整をすることが認められています。

この釘調整は公安委員会にも届出する必要はないため、メンテナンスとしての釘調整については店側が自由に行うことができます。

公安委員会の解釈 “射幸心をあおる基準に該当する遊技機”はNG

パチンコを管轄する公安委員会においては、風俗営業法において「射幸心をあおる基準に該当する遊技機」を違法と定めています。

この「著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機」の基準は明確に定められており、例えば「1分に400円(=100玉)…に相当する数を超える数の遊技球を発射…できるもの」などの項目が10個以上決められているのですが、そのうちの1つにこう書かれています。

(十)遊技球の大きさに比して入賞口の大きさが著しく大きい遊技機又は小さい遊技機であること、その他客の技量にかかわらず遊技球の獲得が容易であり、又は困難である遊技機であること。
引用元:風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則(昭和六十年国家公安委員会規則第一号) e-GOV

つまり、入賞口の大きさが大きすぎても小さすぎても、それは公安委員会的にはNGです。ただ、入賞口の大きさが小さいことで逮捕されるケースはほとんどないと言われています。

釘読みは意味がないって本当?コツはある?

釘読みは意味がないって本当?コツはある?

「釘読みに意味なんて聞いたんだけど…」という方もいるかもしれません。

パチプロと呼ばれる方でも、1台目から百発百中でボーダーより余裕で回る台を掴むというのは不可能です。1台目打ってみて、全然回らず別の台に行く方もいます。それでは釘読みなんて意味ないじゃん!と思われるかもしれませんね。

確かに期待できない日に同じ機種の釘の具合を見定めるくらいなら、期待できる日にホールに行って適当に座った方がアツい可能性は高いです。ですが、釘読みは経験を積んでいくことで、ちゃんと精度が上がって狙うべき台が分かるようになってきます。釘読みのコツや早く上達する方法について解説します。

釘は一部分だけ見ても意味がない

釘読みは経験を積むほど「どこを重視すれば良いか」というポイントが分かるようになってきます。例えば命釘は誰もが見るポイントですが、バラ釘や道釘を注意深く見ていますか?また、ロングSTの台なら電サポの削りがどれくらいなのかも見ていますか?

釘は一部分だけ見てもあまり意味がありません。命釘が開いているから良い台ではなくて、全ての釘を一つずつ確認してプラスとマイナスを積み上げて、プラスの方が多い台を打つべきと言えます。

釘の流れを全体的に見て判断できるようになろう

特に大事にすべきポイントが、釘の流れを全体的に見ることです。ここはプラス、ここはマイナスというだけでなく、出玉に直結する釘に重きを置いて採点し、全体で見たときにプラスになるか判断できるようになりましょう。

出玉に結びつく釘調整のプラスマイナスをきっちり把握できるようになれば、釘読みでプラスを出すことはそんなに難しくありません。ですが、経験が乏しい状態ではあまり意味がないというのも正しいので、経験を積んで釘読みの精度を上げましょう。

パチンコの釘についてのよくある質問

ここではパチンコの釘に関してのよくある質問をまとめました。

パチンコで一番大事な釘はどこ?

パチンコで一番大事な釘は、名前の通り「命釘」です。命釘が開いていればガンガン玉が入り、締まっていれば全然入らないのは明白なので、超重要なポイントであることは言うまでもありません。

同様にそれはプレイヤーもホールも百も承知なので、「命釘がガン開きしているが他の釘でマイナス調整」している台もたくさんあります。そのため命釘だけに気を取られず、他の釘も全体で見て把握することが大事です。

パチンコの釘師って?

パチンコの「釘師」とは、昭和のパチンコホールでよく見かけた、釘を調整して出玉を調整する職人のことを指します。ただ、明確な資格名があったわけではありません。

今のパチンコホールでは「遊技機取扱主任者」という資格があり、この資格を取るとパチンコ・パチスロの設置や、保守、点検を行うことができます。そのため「遊技機取扱主任者」が現代の釘師と言うことができるでしょう。

パチンコの釘読みアプリはある?

昨今のAI技術の台頭で、あるSNSでは、パチンコの釘読みアプリの話で盛り上がったことがあります。スマホの内蔵カメラでパチンコ台を撮影すれば、アプリがAIを使ってその台の回転数を予測し、ボーダーと照らし合わせて打てる台かどうかを判断することもできるようになっているというものです。

ですが、2025年4月現在、実用性のある釘読みアプリはまだ存在しないようです。今後の技術向上に期待したいところですね。

パチンコの釘調整についてのまとめ

パチンコの勝率を上げるためには、ボーダー以上の台を打つことが唯一の正解です。そしてボーダー以上の台を打つためには、各台の釘調整を正確に査定することができないといけません。

初心者のうちは1,000円を入れて実際にプレイして釘の具合を確かめるのも良いでしょう。ですが、上級者なら台を見るだけでも釘調整がある程度把握できるようになります。

もちろんパチンコで勝つためには釘だけ見ていれば良いわけではありませんが、少なくともボーダー以上の台を打つにあたって釘調整の確認は超重要です。しっかりと釘を見極めて、より有利な台で遊べるようになりましょう!

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今回の記事を書いた人

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